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自治体の皆さまへ

夢・キタ・ひと(24)

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大阪府大阪市北区 クリエイティブ・コモンズ

◆高校生ドローンレーサー 橋本勇希さん
◇あなたの夢は?
・誰からも憧れられるドローンレーサーに

コントローラーを操作して、ドローンに付けたカメラの「目」で空中を飛び、設定されたコースでの速さを競うドローンレース。ルネサンス大阪高等学校(芝田2)2年の橋本勇希さんは昨年、年間ポイントを競う国内大会で総合チャンピオンとなり、大きな国際大会でも優勝しました。「この1年で、本気で世界一を取りにいく自信がついた」と話します。
中学に入学して入ったドローン部は、コロナ禍に家の中で楽しもうと設けられた部活でした。初めは全然上手く飛ばせず、悔しくてのめり込みました。「もともとラジコン好きでゲーム好き。コンマ1秒が勝負を分けるレースの緊張感も好き。2年ほどで、これしか自分に向いてないと思うようになりました」
橋本さんのドローンは、フレーム、プロペラ、モーターなど各パーツを組み立てる自作です。はんだ付けもすれば3Dプリンターも活用。スピードと操作性を求めて改良を重ねます。航空法や電波法を学ぶ必要もあり、「時間さえあればドローンのことを考えて何かやっている。周囲には天才と言われるけど、努力だと思ってます」
まだマイナーな競技ゆえ、孤独な闘いでもあります。そんな中、近所のラジコン店の店長が、法律のことから機体のことまで教えてくれました。練習時間を確保するために通信制高校を選ぶにあたっては、中3の担任が背中を押してくれました。最初は反対していた両親も、遠方の練習場への送り迎えなどをサポート、今や一番の応援団です。
目標は世界一。でも、それだけではありません。橋本さんは「ドローンの魅力は答えがないこと」と語ります。飛ばし方もセッティングも人それぞれ。「世界一になっても仕事としては成り立たないけど、アメリカには21歳でドローンフレームのブランドを持ち、起業して撮影も手掛けるレーサーがいるんです」
近く活動拠点を中国に移します。日本より練習環境に恵まれ、レーサーの層も厚い国で、自分なりの答えを探るシーズンが始まります。

◇北区の魅力は?
個性的な人のいる個性豊かなまち

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【HP】https://youtube.com/@YUKIFPV

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