教えて!北区の〝推しスポット”(1)

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新旧様々な“推しスポット”がある北区!最新情報と共にお伝えします

◆大阪市立東洋陶磁美術館
場所：中之島1-1-26

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【HP】https://www.moco.or.jp/

◇4月12日　リニューアルオープン!
ガラス張りで開放的な新エントランス棟が目を引きます。東洋陶磁のコレクションでは世界第一級の質と量を誇る東洋陶磁美術館が先月、リニューアルオープンしました。
その歴史は総合商社・旧安宅産業が事実上の経営破綻をした際、収集した中国・韓国陶磁の膨大なコレクションの散逸を防ぐため、メインバンクであった住友銀行を中心とする住友グループが大阪市に寄贈したことに始まります。元外交官で貿易会社経営にも従事した在日韓国人・李秉昌(イ・ビョンチャン)氏らからの寄贈もあり、陶磁器の展示・研究拠点としての地位を確固たるものに。民間の力で文化的な盛り上がりをつくってきた大阪を代表する美術館でもあります。

◇宇宙の輝き　国宝・油滴天目茶碗を体感
イチ推しは何といっても国宝・油滴天目茶碗。
新設された映像ルームでは、この国宝と同じ形のコントローラーを動かすことで、4Kモニターに投影される高精細3DCGで360度好きな角度から観賞することができます。また、開館以来の自然採光室での展示に加え、今回のリニューアルでは天目茶碗の専用展示ケースやより自然光に近いLED照明など、作品が一層美しく見えるよう展示環境を整備しました。
9月29日(日)までオープン記念特別展「シン・東洋陶磁-MOCOコレクション」を開催中。国宝2点、重要文化財13点を含む貴重なコレクションに会いに、「シン・東洋陶磁」展へぜひお出掛けください。
収蔵品をモチーフにしたカフェメニューや新キャラクターで館内の案内役を務める虎のmoco(モコ)ちゃんもお見逃しなく。

▽自分を解放して、好きだと思うもの、面白いと思うものを探す。それが美術との出合いだと思います。様々な陶磁器を所蔵するこの美術館で、自分の「推しの一点」を見つけてもらえるとうれしいですね。