■少しの工夫で、おいしく健康に!
北区食生活改善推進員協議会の皆さんに、減塩のコツとヒントを聞きました。
・天然素材のだし汁にはうま味たっぷり。少ない調味料でもおいしく食べられます。お味噌汁のだし汁はだしじゃこで取りますよ。
・醤油をレモン汁で割ったレモン醤油はオススメ。サラダに大葉やミョウガをたっぷり入れると、ドレッシングが少なくてもおいしいです。
・汁物には野菜やきのこをたくさん入れて汁の量を減らします。低カロリーで値段もお手頃、うま味いっぱいのきのこは食卓に欠かせませんね。
・麺類が好きでよく食べますが、できるだけ汁は残します。また、献立は煮物ばかりにならないよう、考えますね。
SDGsアイコン:3 すべての人に健康と福祉を
◇塩分を取り過ぎている日本人
厚生労働省が推奨している日本人の塩分摂取目標量(1日あたり)は…
・男性 7.5グラム未満
・女性 6.5グラム未満です。
しかし、実際は平均(20歳以上)で男性が10.9グラム、女性が9.3グラム摂取していて、塩分を取り過ぎています。日頃から減塩を意識した食生活に切り替えていく必要があります。
◇塩分の過剰摂取は生活習慣病の発症原因に
塩分を取り過ぎると、血液中のナトリウム濃度が高くなり、それを元に戻そうとして多くの水分が取り込まれ血液量が増え、血圧が上がります。高血圧の状態が続くと心疾患や脳卒中、腎不全などの原因にもなるので、日頃から減塩生活を心掛けたいものです。
◇おいしく減塩する方法は?
「あまりおいしくないんじゃない?」と思われがちな減塩食ですが、少し工夫をするだけで、おいしく食べることができます。
例えば調理の際、レモンやゆず、酢などの酸味、青じそや土生姜などの香味野菜やわさびや辛子などの香辛料を取り入れると、風味や香りでおいしさがアップ。昆布や干し椎茸、かつお節などでうま味たっぷりのだし汁を取ったり、豚肉やトマトなどうま味の強い食品を使うことで、塩分が少なくてもおいしい料理を作ることができます。
野菜や果物に含まれるカリウムはナトリウムを体外に排出し、血圧を下げる作用があります。野菜は毎食、果物も毎日、しっかり取りたい食品です。
皆さんも、手軽においしく、減塩生活始めませんか?
(関連記事は4面)
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