■イチョウの大樹は天然記念物
境内には、昭和24(1949)年に大阪府指定天然記念物となったイチョウ(雄株)があります。
樹齢は不明ですが、境内を覆い尽くすほどの枝振りはみごとで、黄色に色づいた大樹が秋の空に向かってそびえたつ姿に思わず圧倒されます。訪れた区民の方に伺うと「このイチョウを見ると元気がもらえます」と話してくれました。紅葉の季節には、色づいた落ち葉が敷きつめられ、黄色の絨毯になります。拝殿の銅葺き屋根と大樹が一体となり美しい景観を見せてくれます。
「イチョウは『結びの木』として縁結びの御神木と仰がれています」と川井さんが教えてくれました。
また、同じく境内にはイチョウ(雌株)があり、毎年秋には銀杏を実らせているそうです。
宮司川井邦彦(かわいくにひこ)さん:秋に色づくイチョウを見にお越しください
■皆さんの憩いの場所となるように
朝から訪れる人も多く、毎朝参拝に来るという人や、境内に入ると空気が違い気分も変わる
いう人もいます。
「いつまでも多くの人に足を運んでいただき、地域に親しまれる憩いの場としてあり続けたいと、川井さんはほほ笑みます。地域の方に親しまれ、地域を見守る白山神社です。
■ここも注目ポイント!
◇末社拝殿(まっしゃはいでん)
拝殿の西隣にある末社殿は神明社(しんめいしゃ)(権殿(ごんでん))、光徳稲荷神社(こうとくいなりじんじゃ)、歯神社(はがみしゃ)の3つ。なかでも神明社(権殿)は境内模様替えの際に移築された元の本殿です。
名前が書かれた板・神額(しんがく)の裏には、蟇股(かえるまた)(カエルが股を開いたようすに似ていることに由来)の彫刻がほどこされています。
◇案内板
白山神社の由緒や歴史がわかります。また、英語版の由緒略記もあります。
■白山神社
拝観時間:境内自由社務所受付8:00~17:00(年始は変更となります)
場所:中浜2-3-15
問合せ:
【電話】6961-0481【FAX】6961-3845
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