■ACP人生会議
コスモちゃん:11月30日はいい看取り看取られ人生会議の日
※ACPとは…アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning)の略称です。また、人生会議はACPの愛称です。
(1)もしものときのために、
(2)あなたが大切にしていることや望んでいること
(3)どこで、どのような医療・ケアを望むか、
(4)前もって考え、周囲の信頼する人たち(家族やかかりつけ医、介護関係者など)と共有する取組み
■区民の皆さんと伴走してくれるACP(人生会議)普及推進サポーターの方々です。
サポーターの皆さんは、各職場において区民の方と接しながら業務等を通じて活動を行っています。現在の近況についてエピソードを交えながらご紹介します。
◇歯科医師会
・中川新二(なかがわしんじ)さん(歯科医師)(なかがわ歯科医院)
・小島哲也(こじまてつや)さん(歯科医師)(タクデンタルクリニック)
歯科医師会ではお口の機能を含めた年1回の後期高齢者健診や、介護予防教室(なにわ元気塾)でお口の健康のお話をする機会がありますので、そのような場でACPの普及を進めていきたいと思っています。
◇窪田和正(くぼたかずまさ)さん(介護支援専門員)
居宅介護事業者連絡会(アナタスケアプランセンター)
コロナの影響で面会が制限されたりするなか、ご家族の多くは最期の瞬間をともに過ごせるようになってほしいと聞いています。利用者で自己決定のできる方とこれからの生活をどのように迎えていきたいかの話を進めています。
◇舘川靖子(たてかわやすこ)さん(看護師)
リハビリテーション事業者連絡会(森之宮病院)
なかなか『人生会議しませんか』と積極的にお声かけすることはできていませんが、『最後は家で過ごしたい』と思っておられるご本人様やご家族のご希望に添えることができるように、チーム一丸となって関わっています。
◇間辺亜紗乃(まべあさの)さん(言語聴覚士)
リハビリテーション事業者連絡会(東大阪病院附属クリニック)
自分の人生をどう歩んでいくか悩まれたり、困ったりしている方にACPという考え方があることをお伝えしています。「最後まで口から食べたい」と決められた方には、安全な食事内容や方法、自主練習等を提案するなど、専門職としてサポートしたいと考えています。
◇秦亜紀子(はたあきこ)さん(医療相談員)
すみれ病院
私たち相談員は、外来看護師とともに患者さんが望んでいる医療や介護などを聞き取れるようにしています。いざという時に、相談すればいいんだと思ってもらえる、気兼ねなく訪ねてこられる場所をチーム全体でつくりあげたいと思っています。
◇佐々木泰樹(ささきたいき)さん(医療相談員)
サトウ病院
意思決定時の確認においては、主治医からの病状説明時に患者・家族様の同席や、家族面談・意思決定支援会議を実施しています。家族、在宅部門スタッフに患者様に会っていただく時間をつくるようにしています。時間を大切に利用して、意思決定してもらえるように努めていきたいです。
◇川畑直美(かわばたなおみ)さん
城東・放出地域包括支援センター
地域で認知症予防活動や家族会「家族ふらっとサロン」にて、地域役員・介護家族の皆さんとともに人生会議をテーマに話をしております。「もしバナゲーム」を活用して話し合う機会は非常に有用でした。ぜひ親しい方との対話の機会を持ってください。
※もしバナゲーム…「もしものための話し合い」をするきっかけを作るためのカードゲーム
◇沖幼子(おきようこ)さん
城東区地域包括支援センター
当センターでは介護予防の取組みとして、「人生会議」について考える講座を開催しています。
生と死は表裏一体で、「最期をどのように迎えるか」ということは「最期までどのように生きたいか」ということだと思います。
元気なうちから、自分らしい生き方について考える機会を持っていただけたらと思い活動しています。
◇山崎徹(やまさきとおる)さん
菫・鯰江東地域包括支援センター
判断能力が低下している方に対して丁寧な聞き取りを行い、ご本人にかかわる支援チーム全体で最善の支援内容を決定するよう心がけています。
専門職を対象に「意思決定支援研修会」を開催するなど、意思決定支援について共通認識がもてるよう取り組んでいます。
◇山川修一(やまかわしゅういち)さん
城陽地域包括支援センター
民生委員や特別養護老人ホームの職員に向け、「人生会議」等の資料配布し、『まずは取り組んでみること』を提唱しています。
地域の勉強会で、死に直結する病気がないと医療やケアのことを考えにくいとの意見が多くありましたが、財産や相続を題材にするなどして抵抗をなくしてもらうよう努めています。
◇貴志紘美(きしひろみ)さん(保健師)
城東区保健福祉センター
保健師活動の中で、「本人がどう生きたいか」を信頼できる人と話し合ってもらうよう働きかけています。自分自身で望んでいることや考えることを他者に話すことは簡単ではないと感じていますが、いきいき百歳体操等のミニ健康講座時に普段から考えてもらえるよう働きかけています。
※この取組みは、個人の主体的な行いによって考え、進めるものです。知りたくない、考えたくない方への十分な配慮が必要です。
問合せ:保健福祉課(保健)
【電話】6930-9882【FAX】050-3535-8689
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