●お酒とがんの関係
WHO(世界保健機関)は、アルコールやアルコールが体内で分解されてできるアセトアルデヒドを発がん性があると認定しています。
・口腔がん、喉頭がん、食道がん…アセトアルデヒドを分解する酵素の働きが弱い人(飲酒で赤くなり二日酔いを起こしやすい体質)が多量飲酒すると発がんリスクが高まります。日本人はアセトアルデヒドの分解酵素が弱い方が40パーセント程度います。
・大腸がん、肝臓がん…多量飲酒の方は発がんリスクが高まります。
・乳がん…閉経前の女性において、飲酒の頻度、量の増加により発がんリスクが高まります。若い頃から、飲酒を控えめにすることが大切です。
(アルコールの種類に関係なく危険因子になると言われています。大事なのは適度な飲酒量。適正飲酒を心がけましょう。)
▽がんリスクを避けるお酒の飲み方
・喫煙しないこと
・空腹時の飲酒を避けること
・水を一緒に飲むこと(アルコールの分解を早めるために)
・野菜やお魚といった抗酸化作用のある食事を一緒に食べること
▽節度ある適度な飲酒の上限(適正飲酒)(注 アルコール量約20g)
・ビール500ml・ワイン200ml・日本酒1合180ml
・ウイスキー60ml・チューハイ(7パーセント)350ml
・焼酎(25度)100ml
女性、高齢者、お酒の弱い人はお酒の害を受けやすいので、基準より少なめと考えましょう
健康に関するご相談は、保健師にお気軽にご相談ください
問合せ:保健活動3階32番
【電話】4394-9968
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