令和6年8月6日に区政会議を開催しました。区政会議では、地域団体から推薦された委員と公募の委員の皆さんから、区政運営や区の事業についてご意見をいただき、区政を評価していただいています。区長から令和5年度の1年間の取組みの概要について説明した後、分野ごとに4つの班に分かれてご議論をいただきました。いただいたご意見を参考に、今後の事業の改善に努めてまいります。
■地域福祉・健康班
区役所の課題認識:見守り支援体制の構築と強化
▽ご意見の一部(要約しています)
・「独居高齢者等見守りサポーター事業」について、同意率を上げるためには事業内容の周知が課題。
・家族が同居していても、昼間は高齢者が一人になることがある。介護サービスの利用を勧めても、積極的に動かない方をどこにどのように繋げていけば良いか難しさを感じている。
▽ご意見に対する見解、今後の対応
・区の広報紙を始め、区社会福祉協議会、老人福祉センター、その他各関係機関とも連携し、様々な媒体での事業周知とあわせて、引き続き地域と連携し、高齢者食事サービス、ふれあい喫茶、百歳体操の場においても情報発信、周知に努めます。
・地域包括支援センターや区役所、また、より身近な窓口として、令和5年度から一部地域の会館に高齢者等への福祉情報の提供・相談等を行う「地域福祉コーディネーター」が定期的に駐在していますので、ぜひご相談ください。引き続き、高齢者や障がい者等の孤立を防ぐ取組みを進めていきます。
■地域社会づくり班
区役所の課題認識:災害時に在宅避難を可能とするための家具の固定とトイレ用凝固剤を含む生活必需品や水・食料品の備蓄(ローリングストック)の普及啓発
▽ご意見の一部(要約しています)
・町会単位だけではなく、PTAや老人会での出前講座や防災動画の視聴は有効ではないか。動画を作成するのであれば、見たいと思うようなおもしろみ、適切な時間、継続した周知といった配慮が必要。
・能登半島地震におけるトイレの問題など、具体的に危機感を持ってもらえるような広報がトイレ用凝固剤の備蓄の啓発に有効ではないか。
▽ご意見に対する見解、今後の対応
・機会を捉えて防災の啓発に努めているところですが、今後は、いつでも・どこでも・どなたでも視聴できる動画やホームページによる啓発にも、より注力して取り組みます。より多くの方に関心を持ってご覧いただけるよう動画の内容を工夫するとともに、より広く浸透するよう継続した周知を図ります。
・トイレ用凝固剤の備蓄など、各ご家庭での備えの習慣化は防災力の向上に必須です。防災を自分事として捉え、また、具体的な備えの行動に移していただけるような広報に努めます。
■子育て・教育班
区役所の課題認識:外国にルーツをもつ園児・児童・生徒の急増に対する取組み
▽ご意見の一部(要約しています)
・外国にルーツをもつ児童・生徒について、学校関係者に聞いたところ、時間外のトラブルへの対応に苦慮しているとのこと。翻訳ツールも方言までは対応できず、意思疎通が難しい。
▽ご意見に対する見解、今後の対応
・当区では、外国にルーツをもつ児童生徒に対する市教育委員会事務局の取組みに加え、令和5年12月より区独自で外国語サポーターを派遣することとし、校園等の教育環境及び区役所における相談環境の向上に努めています。
■情報発信班
区役所の課題認識:歴史的・文化的資産を活かした魅力発信の取組みに加えた、大阪・関西万博と天王寺区制100周年の機運盛り上げの取組みについて
▽ご意見の一部(要約しています)
・2025年に大阪・関西万博が開催されることは多くの方がご存じだが、区制100周年については、あまり知られていないように思う。しっかりと広報をしてほしい。
▽ご意見に対する見解、今後の対応
・区制100周年はこれまでの区のあゆみや歴史を振り返り、区民を始め多くの皆さまに区の魅力を再認識していただける貴重な機会ですので、事業の情報や、取組みの結果等を、広報紙やホームページ、SNSで発信してまいります。
問合せ:事業戦略室
【電話】06-6774-9910
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