◆区長が地域を回ります! 食事サービス(桑津地域)編
能登半島地震では、いまだ安否不明の方もおられ、震災後の体調悪化に起因する「災害関連死」の方も出ています。大阪市も発災直後から救援物資を送り、消防をはじめ水道・下水道、ごみ・環境、保健医療関係等の職員を派遣し救助・避難、復旧支援にあたっており、東住吉区役所職員2名も1月末まで輪島市の避難所支援に従事しますが、被災地のご苦労はしばらく続きそうです。この原稿は、阪神・淡路大震災から29年目の1月17日に書いているのですが、当時、被災者の心のケアに従事した日本臨床心理士会が災害カウンセリングのあり方をまとめた書籍「心を蘇らせる」(講談社)を読みました。被災された人にとって、温かい人間関係の存在や、誰かとつながっているということが、ぎりぎりのところでの救いになっているように思われました。
そのような点からも、地域コミュニティで日頃から実施されている様々な活動はとても大切だと思います。1月は桑津地域の食事サービスに参加しました。お正月らしい盛り付けの手作り料理を賞味しながらの楽しい交流が広がっていました。調理や運営にあたっておられる実行委員の皆さまのご尽力に深く敬意を表するしだいです。
羽田空港の事故では日航機の乗客全員が無事に脱出できたことが世界中で賞賛されています。乗客の規律マナーとともに、乗務員の平常時からの徹底した訓練の賜物だと思います。地震対策についても、平素から備えるべきことを実行できているか、危機にすべきことを平常時からどれだけ訓練実践できているかにかかっていると思います。区役所も引き続き防災・減災を強化してまいりますので、一緒に取り組んでまいりましょう。
SDGs:11 住み続けられるまちづくりを
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