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2024 SUMMER 近場が穴場!東住吉区で夏を楽しもう!(1)

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大阪府大阪市東住吉区 クリエイティブ・コモンズ

東住吉区には夏休みのお出かけにぴったりな施設があります。中でも大阪市立自然史博物館は、夏休みの自由研究にもおすすめ!家族や友達と一緒に足を運んでみよう!

■大阪市立自然史博物館
「自然と人間」をメインテーマに、動物、植物、昆虫、岩石、化石などを中心に約一万数千点の標本を展示しています。展示はそれぞれのテーマに分かれており、身近な自然から地球の歴史まで、人と自然の関わりを紹介しています。また、定期的に開催される特別展のほか、野外での自然観察会や、博物館内での講演会、ワークショップなど、さまざまな行事を実施しています。

料金:大人300円 高大生200円 中学生以下無料
【電話】06-6697-6221【FAX】06-6697-6225
【HP】https://omnh.jp/

◆スタート!
◇第1展示室 身近な自然
都会、海岸、里山。身のまわりにある自然の現状を見つめてみましょう。
・ヌートリア
外来種。希少種の大型二枚貝を捕食してしまうので、大きな問題となっています。
・里山のひみつ
・クロゴキブリの拡大模型(10倍)

◇第2展示室 地球と生命の歴史
現在に近い時代から大昔へと時代をさかのぼるように展示が作られています。
・デスモスチルスの骨格
研究が進むにつれて、骨格標本の組み立て方も変わります。左が1930年代、右が1980年代の復元図です。実際に行って見比べてみましょう
・マチカネワニの骨格

◇第3展示室 生命の進化
地球上のさまざまな生き物の体のつくりやくらしから進化について考えます。
・世界各地の昆虫の標本
・フクロウチョウ
フクロウの顔のような模様で天敵の鳥を驚かすんやって!
・オランウータンの骨格
・ゴリラの骨格

◇第4展示室 自然のめぐみ
私たちの生活は自然のめぐみにささえられています。
・食用植物の標本

◇第5展示室 生き物のくらし
ゲームで遊びながら自然のしくみを学ぶことができます。

ゴール!

◆今日から人気者!!みんなが知らない豆知識 学芸員さんからのお話
自然史博物館では学芸員に質問もできます!わからないことやもっと知りたいことがあれば気軽に声をかけてくださいね!

◇三葉虫の化石、実はだっぴがらかも?
三葉虫は絶滅した節足動物(エビ、クモ、昆虫などの仲間)です。背側の石灰質の殻はかたく、よく化石になって残ります。節足動物はだっぴをして成長しますが、その多くは、だっぴがらに栄養が残らないようにうすくするなど様々な工夫をしています。三葉虫は、そうした工夫をせずに厚くてかたいだっぴがらを残しました。そのため、だっぴがらも化石になって残ることが多く、三葉虫の成長について調べるのに役立っています。
地史研究室 前川 匠(まえかわ たくみ)学芸員

◇ハンガーでできたカラスの巣
もともとカラスは木の枝で巣をつくります。しかし、街中のカラスはしばしば人工物を巣材に利用します。なかでもお気に入りは、むかしクリーニングに出したらついてきた針金ハンガーです。いまクリーニングに出すと、プラスチック製のハンガーがついてきますが、いまでもカラスに人気なのは針金ハンガー。物干しにぶら下がっているのを拝借してくるようです。周囲に針金ハンガーが多いと、このようにほぼ針金ハンガーだけでできた巣をつくったりします。
動物研究室 和田 岳(わだ たけし)学芸員

◇「大阪府の石」って何か知っていますか?
2016年に日本地質学会は、全国47都道府県について、その県に特徴的に産出する、あるいは発見された岩石・鉱物・化石をそれぞれの「県の石」として選定しました。その中で「大阪府の石」は、「和泉石(和泉青石)」「ドーソン石」「マチカネワニ」が選ばれており、いずれも自然史博物館で展示されています。「和泉石」は後期白亜紀の和泉層群に産する砂岩を元とした石材です。「ドーソン石」は和泉層群の中から見つかる鉱物です。「マチカネワニ」は豊中市から見つかった日本で初めてのワニ類の全身骨格化石です。
第四紀研究室 中条武司(なかじょう たけし)学芸員

◇タネを作ることができない植物
花が咲いたら実ができて、その中には種子がある・・・というのが普通ですが、身近に見られる植物の中には、種子を作ることができないものがあります。例えば、夏に花をつけるヤブカンゾウがそれです。DNAが含まれる染色体は通常2セットあり、これが減数分裂をすることによって配偶子(卵や精子)が作られます。ヤブカンゾウは染色体が3セットあり、減数分裂がうまくいかず、配偶子が正常に作られないのです。でも地下茎でどんどん増えて、田んぼ周りなどで普通に見ることができます。
植物研究室 長谷川匡弘(はせがわ まさひろ)学芸員

◇ハチのオスは刺さ(せ)ない
黄色と黒のしま模様のスズメバチ。いかにも危なそうな見た目ですが、なかには指でつまんでも大丈夫なものもいます。それはオスのハチ。実はハチの針は卵を産むための管が変形したものでメスにしかありません。オスは刺そうにも刺せないのです。そんなオスもつまむと、お腹を曲げて、まるで針で刺すかのような動きをします。危ないメスを真似ることで、武器のないオスでも身を護ることができるようです。(危ないのでみなさんは真似しないでね)
昆虫研究室 松本吏樹郎(まつもと りきお)学芸員

・カエンダケ
猛毒を持つキノコ。食べるのも触るのも絶対にNG。
怖いね~

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