文字サイズ
自治体の皆さまへ

6月は食育月間 バランスよく食べよう(1)

1/14

大阪府大阪市東淀川区 クリエイティブ・コモンズ

■毎食、主食・主菜・副菜をそろえよう
▽主食(しゅしょく)
ご飯、パン、めん、パスタなどの穀物を主材料とする料理
エネルギーのもとになる

▽主菜(しゅさい)
肉、魚、卵、大豆及び大豆製品などを主材料とする料理
体をつくるもとになる

▽副菜(ふくさい)
野菜、いも、きのこ、海藻などを主材料とする料理
体の調子を整えるもとになる

(写真)
主食:ごはん
主菜:煮魚
副菜:
・野菜のみそ汁
・野菜のおひたし

●「栄養バランスのとれた食事」って何だろう?
大阪成蹊短期大学
谷口信子(たにぐちのぶこ)教授

▽何か一つの食材にかたよるのではなく主食3、主菜1、副菜2の割合を意識して
日本は平均寿命が長いのに、健康寿命が伸びず生活習慣病にかかる人も減りません。生活習慣病の予防法には運動や規則正しい生活などが挙げられますが、食生活の改善でリスクを下げることができます。人間の身体はさまざまな栄養素によって育まれており、一つの食材を取り入れたり、サプリメントを摂取したりして栄養バランスを整えるのは難しいです。
そこでご提案するのが主食3、主菜1、副菜2の割合で献立を考えること。例えばお弁当は食べる人にとってぴったりのサイズを用意しますので、お弁当に主食、主菜、副菜を詰めてそれぞれの量を確認することができます。それを目安にいつもの食器に盛り合わせると、理想的な栄養バランスのとれた食事ができるでしょう。
(イラスト)
お弁当箱に詰め合わせた1食
主食3 主菜1 副菜2

▽いつもの食品で、もしもの備えに
大阪では平成30年6月に大阪北部地震、9月に台風21号の被害を受け、災害は身近なものです。食材を入手しにくい災害時は栄養がかたよりがち。たんぱく質やビタミン、食物繊維が不足するケースが多く、疲労や風邪、感染力に対する抵抗力の低下、便秘、口内炎などの健康問題を起こす可能性が高くなります。そこで大切なのが家庭での備蓄です。その際、特別な備蓄食ではなくいつも口にしているものや自分の好きなものを少し多く買っておきましょう。ワカメやヒジキ、切り干し大根などの乾物を普段の食事に取り入れることもおすすめします。日常の中で災害時を意識し、無理せず楽しみながら取り組んでいきましょう。

●大阪成蹊短期大学(栄養学科)学生による「食育ポスター展」を開催!
場所:区役所1階ロビー
期間:6月中

災害時の食事について(本紙)8面でも紹介しています

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU