■自転車事故が区内で多発中!! ヘルメットを着用して命を守りましょう
大阪府東淀川警察署 交通課 交通指導係 巡査長
●自転車事故率が府下ワースト! 区内の通り慣れた道こそ要注意
区内では、昨年に比べて交通事故件数は減少しているものの、死亡事故に直結する重傷事故が増加しています。中でも、自転車事故の割合が約49%と高く、自転車が第一当事者(過失が最も大きい者)となる割合が約36%と、大阪府下で最も高い割合です。
特に多い事例が、出会い頭の自転車同士の衝突事故。交差点での一時停止、左側通行など交通ルールを守り、無理な横断はやめてください。特に走り慣れた生活道路ほど油断せずに周囲をよく確認しましょう。また、夕暮れ時や夜間時にドライバーに気づいてもらいやすい反射機能付きの衣類の着用を。11月から自転車の、ながらスマホ・酒気帯び運転の罰則が強化されました。改めて法令遵守の徹底をお願いします。
●チームHKT(ヘルメットかぶり隊)が始動! 自転車乗車時はヘルメットの着用を!
大阪府下における自転車乗車時のヘルメット着用率は5.8%と低く、東淀川区は2.6%とさらに低い着用率です(令和6年3月調査)。今年3月には、区内で自転車同士の衝突により、ヘルメット未着用の高齢者が亡くなる痛ましい事故が発生しました。皆さんの大切な命を守るためにも、自転車用ヘルメットを着用ください。
東淀川警察署では今年、民間団体からの寄付を受けて購入したヘルメットを、地元住民の方々に贈呈。贈り先である地域包括支援センターの職員や地域見守り隊を「チームHKT(ヘルメットかぶり隊)」に任命し、自転車走行時に着用してもらうことで普及に努めています。近年では、巡回中、ヘルメットを洋服に合わせてお洒落に楽しんでいる方に出会うことも。手頃な価格から販売されていますので、着用をお願いします。
●夜間の事故を防止するために
12月は交通事故が多発します。反射材を活用するなどして、夜間の事故防止に努めましょう。
●高齢者の事故が増えています!
大阪府下では、高齢者が関係する交通死亡事故が多発しています。昨年では、交通死亡事故発生件数の半数以上が65歳以上の高齢者であり、今年においても交通死亡事故の全体の約半数を占めています。交通事故にあわない・起こさないために、交通ルールをしっかり守りましょう。
▽交通事故にあわないために
道路を横断するときは
・必ず横断歩道を渡りましょう!
自転車に乗るときは
・ヘルメットを着用しましょう!
・速度を落とし、余裕ある運転を心がけましょう!
・信号は必ず守り、青信号でも横断歩行者などがいないかしっかり確認しましょう!
夕暮れ・夜間は
・明るい色の服を着用し、反射材を活用しましょう!
■区長からひとこと
安全で安心な年末年始を過ごしていただくために
毎年12月は慌ただしさや飲酒からくる気の緩みにより交通事故などが増える傾向にあり、警察・消防・区役所で歳末特別警戒を実施しています。交通事故については、今年も残念ながら自転車が関連する死亡事故が区内で発生しました。自転車での死亡事故は頭部損傷を原因とするものが60%を占めます。自転車に乗るときは必ずヘルメットを着用しましょう。また特殊詐欺についても、前年と比べて区内の被害件数は減っているものの被害額が多くなっております。電話やSNSでお金の話があった時は、必ず周りの人に相談してください。
そして、外出時や寝る前には火の元を必ず確認していただき、事件・事故のない年末年始をお過ごしください。来年が区民の皆さんにとって良い1年となりますようにお祈りいたしまして、歳末のご挨拶とさせていただきます。
東淀川区長 武富康彦
問合せ:
東淀川警察署【電話】06-6325-1234
安全まちづくり1階8番【電話】06-4809-9819
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