野菜たっぷり減塩を紹介します
■今よりちょっと!減塩ポイント
●野菜や果物を積極的にとりましょう
野菜の目標量:1日350g以上
果物の目標量:1日200g
野菜や果物に含まれるカリウムは体内の余分な塩分を体外に排出させる働きがあります。みそ汁やスープには野菜をたくさん入れ、外食ではサラダを1品追加するなど野菜を食べる工夫をしてみましょう。
生のままで食べるよりも加熱すると「かさ」が小さくなり、たくさん食べられるようになります。
※腎臓に病気のある人はカリウム摂取について医師に確認しましょう。
[例]キャベツ…生、ゆで
●具だくさんにすることで汁の量が減り、減塩につながります
標準的な汁物には1杯1~2gの塩分が含まれており、毎食汁物を食べていると、1日の塩分摂取量の大半を占めてしまいます。汁物は1日1杯程度にすると、効果的な減塩になります。また、同じ汁物でも具材をたくさん入れると、汁の量が減るので味の濃さは変えなくても減塩になります。
汁の量はどれくらい違う?
みそ汁(1杯)の塩分の量の比較
▽具だくさんのみそ汁
具材:100g
汁:100ml
塩分量:約0.8g
▽具が少ないみそ汁
具材:20g
汁:150ml
塩分量:約1.2g
※どちらも塩分濃度は0.8%
■ご存じですか?まごわやさしい
「まごわやさしい」とは、毎日の食事に取り入れたい食材の頭文字を語呂合わせにした言葉のことです。
まめ…豆(大豆・小豆・みそ・豆腐など)
ごま…種実(ごま・アーモンド・ナッツなど)
わかめ…海藻(わかめ・ひじき・のりなど)
やさい…野菜
さかな…魚介(魚・エビ・貝類など)
しいたけ(きのこ)…きのこ(しいたけ・えのきたけなど)
いも…いも(じゃがいも・さといも・さつまいもなど)
▽ポイント
カリウムを豊富に含む食材を使用して塩分を体外へ排出
●作ってみよう!まごわやさしいおみそ汁
▽材料
まめ…みそ 豆乳
ごま…すりごま
わかめ…乾燥わかめ
やさい…野菜(2~3種類)
さかな…煮干し
しいたけ(きのこ)…しめじ
いも…さつまいも
▽作り方
(1)煮干しは頭と腹わたを取り除く
(2)鍋に水、煮干しを入れ30分程おく
(3)乾燥わかめは水でもどす
(4)さつまいも、野菜、しめじを(2)の鍋に入れ、柔らかく煮込んだらみそを溶き入れ、最後に豆乳(少々)とわかめを入れる
(5)お椀に入れ、すりごまを入れてでき上がり
人参、小松菜などの野菜やきのこ類は冷凍して使えばお手軽 and 時短です。
星山(ほしやま)さん
1人分のみその目安は大さじ1/2杯程度(6g~10g)。
顆粒の和風だしにも塩分があるため、使う時には量に気を付けて!手作りだしにもチャレンジ!
住平(すみひら)さん
■ヘルスメイトからのお知らせ
塩分測定器を貸し出します!
~わが家のみそ汁こい?うすい?~
いつも飲んでいるみそ汁を塩分測定器で計測してみませんか?(夏休みの自由研究にも!)
塩分測定器の貸し出しは、14日間程度です。
食生活改善推進員協議会(ヘルスメイト) 田中(たなか)会長
詳しくは保健企画2階22番
【電話】06-4809-9882まで
■食生活改善推進員協議会(ヘルスメイト)になりませんか?
健康講座保健栄養コースを3面で募集しています
料理が好きなので、活動はとても楽しいです。減塩に関するお話など、自分自身の勉強にもなっています。
私たちと一緒に活動しませんか?
萩原(はぎはら)さん
区では、204名のヘルスメイトが活動しています。自分や家族のバランスのとれた食生活の定着はもとより、お隣さん、お向かいさんへと働きかけ、地域ぐるみのよりよい食習慣づくりを進めています。
三宅(みやけ)さん
■区長からひとこと いつも元気・ずっと元気
私たちの体は毎日の食事からできています。一日に3回食事をとるとすると、一年間で1,095回の食事をとることになります。健康な体を作るため、そして、がんなどの生活習慣病を予防するためにも食生活はとても重要です。食塩のとり過ぎが血圧の上昇と関連があることや、減塩により血圧が下がる効果があることは、多くの研究で明らかになっています。
また、子どもの食習慣や味覚を決めるのは周りの大人です。子どもは年齢があがるにつれて、大人と同じものを食べることが多くなるため、保護者の食塩摂取量が多ければ、子どもの摂取量も多くなります。子どもの健康のためにも、まずは、大人が減塩を意識し、健康な食生活を送ることを心がけましょう。
東淀川区長 武富康彦
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