◆「健康なまち此花区」を目指しましょう。
先月号で「SDGs先進区」を目指しましょうと申し上げましたが、SDGsの17の目標のひとつに「すべての人に健康と福祉を」があります。日本の医療は世界一流で、健康保険制度は充実している一方、ヘルスリテラシーは低いといわれています。
厚生労働省によりますと、2019年の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳で、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)は男性72.68歳、女性75.38歳で、両寿命の差は男性8.73歳、女性12.06歳です。
健康寿命の延伸とともに、両寿命の差を縮小することが大切です。
また日本では「男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんになる」と言われておりますが、がん検診受診率は、肺がんを除けば50パーセントに満たず、欧米の70から80パーセントと比較すると、かなり低い状況です。
今後、当区におきましては、医療機関や健康推進向上に取り組む団体の方との連携を強化し、がんリテラシー含めヘルスリテラシー向上に取り組んでいきます。
「健康なまち 此花区」を目指しましょう。
此花区長 中島政人
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