ボリューム103 なでこちゃんの健康広場

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12月1日は世界エイズデーです

■HIV・エイズについて正しく知ろう。
◇エイズってなに。
エイズとはHIVというウイルスに感染し、免疫力が下がることで様々な病気になった状態のことです。
ウイルスを体内から完全になくす方法は見つかっていませんが、薬の内服によりウイルスの増殖を抑え、エイズの発症を予防できるようになってきています。

◇HIVの感染経路って。
主な感染経路は性行為、血液感染、母子感染ですが、最も多いのは性行為です。感染を防ぐためには、コンドームを正しく使いましょう。
◇こんなことでは感染しません。
HIVは感染力の弱いウイルスなので、日常生活でHIVに感染する心配はありません。
握手をする、つり革をにぎる、同じ食べ物をつつく、コップの回し飲み、キスをする、衣類・シーツ・タオルなどの共有、蚊に刺される、便座に腰をかける、風呂・プールに入る、せき・くしゃみで唾液がつく、楽器やマイク・文房具などの共有

■大阪市では、匿名・無料で受けられるHIV検査を実施しています。
HIV検査は感染したと思われる日から、血液中に抗体ができる3か月以降に受けてください。

◇梅毒に感染していると、HIVなど他の性感染症にもかかりやすくなります
梅毒患者が増加しています。
2018年をピークに患者数は減少傾向でしたが、2022年から患者が急増し、2023年はさらに患者が増加しました。2014年までは患者の多くが男性でしたが2015年以降は女性患者の割合が増え、2021年には約50パーセントとなっています。2023年の患者の男性　748人、女性　830人　女性患者では20歳代が65.5パーセントを占めています。約9割が10から30歳代です

◇梅毒ってどんな病気。
・性的な接触によって感染する性感染症の1つです。
・初期症状として陰部、口唇部、口腔内に、しこりが生じたり、股の付け根の部分　鼠径部のリンパ節が腫れることがあり、経過とともに全身のリンパ節が腫れるほか、発熱、倦怠感、関節痛などの症状やバラしんと呼ばれる特徴的な全身性発しんが現れることがあります。
・症状が消えても、抗生物質で治療しない限り完治しません。

問合せ　区役所　保健福祉課　地域保健活動
【電話】6647-9968【FAX】6644-1937