■難波元町地域 年表
1885年 明治18年 阪堺鉄道 現南海本線 難波大和川間開通 関西初の私鉄電車の開業となる
1889年 明治22年 大阪鉄道 現JR関西本線 湊町柏原間開通
1896年 明治29年 阪堺鉄道が南海電鉄株式会社と改める
1904年 明治37年 難波御蔵跡にたばこを専売する 大阪地方専売局大阪製造所設置
1907年 明治40年 鉄道国有法が公布され、大阪鉄道が国鉄となる
1916年 大正5年 市電難波・木津線 賑橋だいこく町開通
1938年 昭和13年 地下鉄 御堂筋線 難波天王寺間開通 南海線難波天下茶屋間の高架工事完成
1945年 昭和20年 爆撃により区域の約93パーセントが消失、終戦。枕崎台風襲来
1948年 昭和23年 浪速税務署設置
1950年 昭和25年 ジェーン台風襲来、大阪球場開設
1952年 昭和27年 大阪府立体育会館開館
1961年 昭和36年 大阪環状線開通、第2室戸台風襲来
1963年 昭和38年 市電賑橋だいこく町間廃止
1965年 昭和40年 地下鉄 四つ橋筋 西梅田だいこく町間開通
1967年 昭和42年 阪神高速道路 道頓堀湊町開通 環状につながる 浪速郵便局設置
1970年 昭和45年 大阪万国博覧会開催
1980年 昭和55年 住居表示一部を残し実施、なんばシティ開業
1985年 昭和60年 住居表示完了、難波小学校・元町小学校閉校 難波元町小学校開校 大阪市で初めての統合校
1988年 昭和63年 大阪球場で南海ホークス最後の公式戦
1991年 平成3年 戦災復興土地区画整理事業が完了
1994年 平成6年 関西国際空港開港、JR湊町駅をJR難波駅に改称
2007年 平成19年 なんばパークス全館開業
2023年 令和5年 なんばパークス南側になんばパークスサウス開業
■なにわマニア話 ボリューム2
◇名伯楽・佐藤信夫を育てた大阪スケートリンク 難波元町地域
かつての大阪は日本有数にスケート愛好家が多い都市でした。戦前のスケートリンクではABCスケート場 1931年から1943年閉場 中之島・大阪朝日ビル屋上が有名で、フィギュアスケートの日本初のオリンピック代表選手・老松一吉 1911年から2001年 や女子フィギュアスケートの先駆者・稲田悦子 1924年から2003年 などが育っています。戦後は大阪の若者たちのあいだでスケートが大流行してスケート場に3時間待ちで入場するほどの大混雑ぶりに。そこで大阪商工会議所が昭和27年 1952年 に資本金1億円で大阪アイス興業株式会社を設立し、船出町1丁目 現・難波中2丁目に大阪スケートリンクを建設しました。この大阪スケートリンクでスケート指導を受けたのが佐藤信夫 1942年から です。前人未踏の全日本選手権10連覇を達成し、2010年には世界フィギュアスケートに殿堂入りしました。また名伯楽、名コーチとしても知られ、荒川静香 アジア人初のオリンピック金メダル、安藤美姫 女子史上初4回転ジャンプ成功、浅田真央 アジア人初の世界選手権シングル3回優勝などを育て上げています。
出典は浪速区史
大阪スケートリンク 浪速区史より
案内人 むつさとし さん
この記事は、地域の語り部のかたがたの発言をもとに作成しております。歴史考証はしておりませんので、予めご了承ください。
問合せ:区役所 総務課 企画調整
【電話】6647-9683【FAX】6633-8270
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