◆まちづくりを進めるにあたって
淀川区長 岡本多加志(おかもとたかし)
淀川区は今年7月22日に区制50周年の記念の日を迎えます。
これまで淀川区役所では、多くの地域で培ってこられた温かい人情味あふれるまちづくりを大切にしながら、新たな魅力創出にも力を入れてきました。キーワードは「定住人口と交流人口の増加」です。
こどもの出生数が大阪市で最も多い淀川区は、近いうちに平野区を抜いて、大阪市で一番人口の多い区になります。今後とも「安全で安心なまちづくり」「子育てや教育環境が充実したまちづくり」に力を入れていきます。
一方、交流人口の増加を図るため「にぎわいと魅力あふれるまちづくり」も進めていきます。
まず、新大阪駅エリアに続き、十三駅エリアも国の都市再生緊急整備地域の指定をめざします。今後、関空と新大阪駅を結ぶ、2つの連絡線の起点が十三駅に、さらには、リニア中央新幹線や北陸新幹線の新大阪駅への乗り入れ、また、淀川左岸線の完成、舟運では、新たに整備される十三船着き場から万博会場のある夢洲、また、淀川大堰の閘門の整備により、京都府域までの航路を開発することで、新たな人の流れを作っていきます。その際に、淀川区を単なる通過点とはせず、交流人口を区内にとどめ、お金をおとしていただく仕掛けづくりについても検討していきます。
淀川区は区制50周年と大阪・関西万博を契機に、これからも発展していきます。
今後とも、多くの皆さんに住んで良かった、来て良かったと思っていただけるまちづくりを進めていきます。
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