平成7年1月17日に発生した阪神淡路大震災。今年で30年が経過します。また、昨年1月には能登半島地震、8月には日向灘を震源とする地震が発生し南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されました。いつかは起こる、南海トラフ巨大地震。いつどこで起こるかわからない災害へ、日ごろからの備えを今一度考えてみませんか。
■ストレスレスな避難生活への備えを
たくさんの人が集まる避難所では、プライバシーの確保が難しく、環境の変化により体調を崩すこともあります。災害時、自宅で安全に居住できる場合は「自宅避難」による「自助」でストレスを少しでも少なく!
避難所で最低限の物資を得ることはできますが、備蓄物資には限りがあります。よりストレスレスな「自宅避難」生活を送るため、食料や水等を日ごろから備蓄しておきましょう!
◇自宅用備蓄品
・非常食(アルファ米・乾パン・缶詰等)
・飲料水
・乾電池
・生理用品/育児用品/介護用品
・ラップ・アルミホイル
・布ガムテープ
・ごみ袋/消臭袋
・ポリ袋
・マスク
・除菌グッズ
・トイレットペーパー
・ティッシュペーパー
・非常用トイレ(1週間分)
・ラジオ
・体拭き用ウェットシート
・LEDランタン
・救急セット
・クーラーボックス
・カセットコンロ・カセットボンベ
・電池交換式モバイルバッテリー
・皮手袋 または厚めの軍手など
■いざという時に、頼れる仲間づくりを!
災害時には、自助に加え地域の仲間同士で助け合う「共助」の力が大切になります。スマホやSNSの普及で、人とのつながりのあり方が変化している時代。今一度ご近所さんとのつながりを見直してみませんか?
◆地域活動への参加で顔見知りづくりから!
地域の仲間が集まった地域活動協議会(地活協)が中心となって、みなさんが安心、安全に楽しく暮らせるよう、行っている活動がたくさんあります。
・公園や道路のそうじ
・お祭り(わくわくイベント)
・こどもの見守り
顔見知りの関係ができれば、災害時だけでなく、日常で困った時にも大きな助けとなるはずです。地域の仲間の一員として、地域活動に参加してみましょう!
◆地域で防災に取り組んでいます!
◇防災訓練・避難所開設訓練
けが人を搬送するための担架や車いすでの搬送訓練、火事を想定して水消火器を使った消火訓練をはじめ、自主防災組織として災害時、避難所を開設する手順の確認などをしています。
◇地域防災リーダー
阪神・淡路大震災をきっかけに生まれ「自分たちのまちは自分たちで守る」自主防災意識のもと、災害時に必要な知識や技術の習得のため訓練に取り組んでいます。
◇地区防災計画
自分の住んでいる地域の災害時の対応、一時避難場所などについて話し合い、各地域で作成する「地区防災計画」。地域の特性にあわせ、改定も行っています。
■家族で話し合い、書き込もう「ぼうさいノート」
「よどがわぼうさいプロジェクト」と淀川区が協力し「ぼうさいノート」を作成しました。日ごろから、家族で一緒に“ぼうさい”について考えてみましょう!
◇よどがわぼうさいプロジェクトとは?
防災士・介護福祉士・看護師・助産師・社会福祉士など女性を中心としたメンバーが、誰ひとり取り残さないという想いにより、立ち上げたプロジェクト。「ぼうさいノート」はその想いを「かたち」にした冊子です。
◇ぼうさいノートに書き込むこと
・家族やペットの写真と名前
・持病やアレルギーなど必要なサポート
・緊急時の連絡先や集合場所
・近くの避難所の場所や経路 など
配布場所:2月以降に淀川区役所ほか(詳細は淀川区ホームページにて順次公開)
問合せ 市民協働課4階41番
【電話】6308-9734
<この記事についてアンケートにご協力ください。>