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特集面 土地区画整理事業によるまちづくり

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大阪府大阪市港区 クリエイティブ・コモンズ

●事業目的
戦前の市街地は不規則で狭い道が多く、公園は不足していました。そのため、まちをそのまま復旧するのではなく、土地の入れ替えを行うことで、土地を有効活用し、道路、公園、学校、その他の公共施設を適切に配置することで、安全安心なまちをつくることを目的としていました。
また、事業区域一体が地盤沈下のため台風のたびに大きな高潮被害を被っていたことから、地盤を盛土嵩上(もりどかさあ)げすることで、水害から人命や家屋を守ることも目的としていました。
事業前後の公共施設の面積の変化(ha(ヘクタール))
事業前:道路 69.9 公園・広場 3.9 その他※運河・水路・堤防・公共物揚場です 33.5
事業後:道路 152.3 公園・広場 25.4 その他※運河・水路・堤防・公共物揚場です 139.2

●事業内容(詳細は本紙をご覧ください。)
「港地区復興土地区画整理事業」は1948(昭和23)年から1992(平成4)年まで実施され、安治川(あじがわ)の拡幅など大阪港の修築事業によって生じた土砂を使い、区域のおよそ9割を約2m盛土した、世界でも類を見ない大規模な土地区画整理事業でした。
築堤(ちくてい)→送砂→自然乾燥→整地→道路築造→建物移転の順に、地盤の嵩上(かさあ)げと都市基盤の整備を進めてきたことによって、長年にわたり高潮被害に悩まされてきた港区は、災害に強いまちへと生まれ変わり、まちの価値が大きく向上しました。

大阪港の内港化と全面盛土方式による市街地整備
河川
洗掘部分 OP-4,0~-7.5m 大阪港の修築工事でさらう土砂
盛土部分 OP3,5~5.0m

●安全安心で快適なまちへ
南北道路を中心に発達してきた戦前の市街地に対し、新しい東西軸となる築港深江線(中央大通)、港区東部を縦断する尼崎平野線(国道43号)をはじめとする、新たな都市の骨格となる道路が整備されました。
また、土地区画整理事業によって八幡屋公園を含む26箇所の公園が整備され、みなさんの憩いの場となっています。

●区土地区画整理記念・交流会館 施設概要
3階の連絡通路からOsakaMetro弁天町駅や、大阪みなと中央病院にアクセスできます。
8F・7F港区民ホール(港区画整理記念ホール)
6F 港区民センター
5F 港区老人福祉センター 港区子ども・子育てプラザ
4F 港図書館・区画整理記念スペース
3F みなとラウンジ(多目的交流スペース)港区民センター 調剤薬局/コンビニエンスストア
2F 駐輪場
1F 駐車場

次号では各施設を詳しくご紹介します!
所在地:港区磯路1丁目7-17

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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