港区でも高齢化が進み、区民の3割近くが65歳以上となりました。認知症と診断される方も年々増加傾向にあり、認知症は決して特別な病気ではなくなっています。
「認知症」になっても、住み慣れた地域で、当たり前に、ともに生きていく
■認知症になっても、好きなことを諦めない
Aさんはかつて時間があれば映画を観に行くほど映画好きでしたが「帰りに道がわからなくなって、周りの人に迷惑をかけたら申し訳ない、道を聞いて嫌な態度をされたら腹が立つ」などの理由で映画館から遠ざかっていました。
近所の地域見守りネットワーク委員が「帰り道がわからなくなる心配もない地域で開催される上映会に参加してみては?」と案内し、地域で暮らす認知症の方を支援する“みなとオレンジチーム”のメンバーと一緒に上映会へ向かうことができました。
■みなさんに知ってほしい!認知症を抱えるAさんの気持ち
・誰かに頼らないといけないのかな…とも思うけど、まだ人に頼りたくないという気持ちもある。
・同じことを言っていると言われることがある。そう言われると傷つく。
・人と話すよりも、今はひとりで過ごしたい。その反面、ひとりでいるのが寂しいときもある。
・矛盾してるけど、誰かに声をかけてもらうのは嬉しい。
地域のつながりの中で希望をあきらめなくても良い社会へ
■~お店の方へ~ 認知症対応のポイント 困っている方はいませんか?もしかしたら、認知症かも?
認知症への理解を深めるためにお店の方向けのリーフレットを新たに作成しました。もし、「認知症かな?」「困っていらっしゃるのかな?」と気になる方がおられましたら“みなとオレンジチーム”などの相談窓口までご連絡ください。
リーフレットをご希望の方は、「みなとオレンジチーム」までお問合せください。
詳しくはこちらから
【HP】https://www.city.osaka.lg.jp/minato/page/0000633402.html
問合せ:
みなとオレンジチーム(認知症初期集中支援チーム)池島1-1-18(港区南部地域包括支援センター内)【電話】6536-8198【FAX】6536-8172
保健福祉課【電話】6576-9857【FAX】6572-9514
<この記事についてアンケートにご協力ください。>