
港区のみなさん、こんにちは!1月号でもお伝えしましたが万博の年、そして「港区制100周年」を迎えました。今年はさらに「戦後80年」の年でもあります。港区は、区の面積の88.6%が焼失し、1944年2月には22万877人いた人口が1945年11月には8672人に激減(96%の減少)をした、大阪市の中でも特に戦争被害の大きかった区です。その歴史を港区制90周年/戦後70年の年に「大阪港周辺と港区~戦争と自然災害を乗り越えて戦後70年の証言~」という記念誌やDVDにまとめています。その後10年が経ち、ますます戦争を知る人は減りました。
大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」は、誰の命も理不尽に奪われないことが大前提です。世界は必ずしも平和とは言えません。私たちが平和な暮らしを80年続けて来られたのは、戦争の辛い苦しい体験を持つ方々が「二度と戦争は嫌だ」という強い想いを持ち、伝えてくださったからです。戦火から復興した港区の歴史を特に若い人たちと学び、平和のバトンを受け取る1年にしたいと願っています。
「港区成人の日記念の集い」の祝辞でも、戦後80年に触れました。平和な港区が100年続くよう、若い人たちの力に期待します!
大阪市港区:港区の戦後70年
【URL】https://www.city.osaka.lg.jp/minato/page/0000359393.html
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