■区長のコラム
生野区は5人に1人が外国籍の方で外国籍住民比率は都市部では日本一です。国籍数も約80カ国に及ぶグローバルタウンとなっています。外国籍住民は急増しており、日本語を話せない子どもや家庭も増えてきています。日本語を話せないことで進学や就職が難しくなると、貧困が原因で犯罪に巻き込まれる可能性もあります。生野区でそのような状況が生じて地域の安全や安心に影響を及ぼすようになることは絶対に避けたいと思っています。
そこで、今年から次の3つの実現、(1)外国にルーツを持つ子どもへの学習支援・生活相談を行う支援団体が活動できる財源を確保するための基金づくり(2)どの国の人も働ける雇用機会を生むための生野区基幹産業であるものづくり事業と飲食店事業振興策(3)外国人観光客も呼び込める常設の「夜市」事業の展開を目指す「生野区グローバルタウン物語」プロジェクトを始動します。
一方で、区役所や警察署・消防署はじめ関係機関での連携を強化し、外国からの不法入国・滞在等には厳しく対処し安全安心の確保に努めます。
どの国の人にとっても「遊んでも暮らしても働いても面白い」生野区のまちづくりに引き続きのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
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