◆区制100周年、こどもの夢が広がるまちへ
天王寺区、東住吉区など大阪で生まれ育った作家の開高健さんは、こんな言葉をよく色紙に書いています。
「たとえ明日地球が滅びるとしても、今日あなたはリンゴの木を植える」
果物が実るまでには時間がかかりますし、病虫害や環境などもあって、うまく育って収穫できるとは限りません。けれど、やっぱりひとは木を植え続けるのです。それは、未来に希望を託すからではないでしょうか。
ひとは生まれる家庭やまちを選べません。でも、だからこそ、こどもたちが健やかに育つ環境が大切だと思うのです。
2年後の2025年は大阪・関西万博で、その年はちょうど西成区制100周年という大きな節目でもあります。そのタイミングに合わせて、西成のこどもたちが夢に挑戦できるようにしていきたいと考えています。
まちの明るい未来には、元気な次の世代が大切です。産業界や経済界、そして商店街や町会等、このまちで暮らすすべての大人たちが、こどもたちの未来にかかわり応援していただきたいのです。
西成のこどもたちが生まれ育ったまちと自分に誇りと自尊心をもって成長し、大人になっても西成で子育てしたくなるようなまちづくりをめざし、さぁ、未来に向けて木を植え育てましょう。
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大阪市西成区長 臣永正廣
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