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自治体の皆さまへ

9月10日は世界自殺予防デー 9月10日~16日は自殺予防週間

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大阪府大阪市西成区 クリエイティブ・コモンズ

■大切な命を守るために
◆自殺、その多くは「追い込まれた死」
人は、さまざまな悩みが重なると、誰でも「心が苦しい」「生きるのがつらい」といった気持ちになるかもしれません。その背景には、失業、生活苦、介護疲れ、多重債務、過労、いじめ、孤立などさまざまな社会的要因がありますが、周囲の人のちょっとした気づきや声かけ、社会的な対策により、その多くが「避けられることができる死」です。
近年の大阪市における自殺者数は減少傾向にありますが、今なお、年間で全国では2万人を超える人々が、大阪市においても600人近い人々が自ら命を絶っているという状況です。
もしも、身近な人や大切な人が落ち込んでいたらとても心配になりますよね。少しでも元気になってもらうために何かできることがないか、どうしたらいいか悩むことがあるかもしれません。そのようなときはまずは声をかけることから始めてみましょう。

◆ゲートキーパー(命の門番)になろう!
ゲートキーパーとは、いつもと違う様子に気づき、声をかけ、話を聞き、必要な支援につなげ、見守る人のことです。まずは“あなたのことを心配している”という気持ちを伝えましょう。

◇気づく
悩みや不安を抱えている人が、誰にも相談できずに孤立すると自殺に傾いていきます。
表情や行動などで、いつもと違う様子に気づくことがゲートキーパーの第一歩です。
悩み事は自分からは打ち明けにくいもの。あなたのちょっとした声かけが、話すきっかけを作ることになります。こころのSOSのサインに気づいたときは、声をかけましょう。

◇つなぐ
悩みを打ち明けられたら、これまでの苦労をねぎらい、安心できる雰囲気を作りましょう。相手の気持ちに寄り添い、真剣に悩みを受け止めます。
「死にたい」と打ち明けられたらあわてず、話題をそらさず、気持ちを受け止めることが大切です。

◇聴く
じっくり話を聞くことで相手も気持ちを軽くすることはできますが、問題をきちんと解決するためには、専門家の力が必要です。いきなり医療機関を受診することには抵抗があるかもしれません。
相談機関があることを伝え、相手の意思を尊重しながら、適切な支援につなぐためのサポートをしましょう。

◇見守る
相談機関につないだあとも、いつも気にかけていることを伝えてください。傷ついたこころが回復するには時間がかかります。すぐによくならなくても焦らずに根気強くサポートすることが大切です。

◆今、一番つらいときに、つながる
・西成区保健福祉センター 地域保健活動担当 2階22番窓口
こころとからだの健康相談(月~金曜日 祝日・年末年始を除く 9時~17時30分)
【電話】06-6659-9968
・こころの悩み電話相談(月~金曜日 祝日・年末年始を除く 9時30分~17時)
【電話】06-6923-0936
・こころの健康相談統一ダイヤル(月~金曜日 祝日・年末年始を除く 10時~17時)
【電話】0570-064-556
・関西いのちの電話(24時間:365日)
【電話】06-6772-1121
・自殺予防いのちの電話(毎日16時~21時、毎月10日のみ8時~翌日8時)
【電話】0120-783-556
・大阪自殺防止センター(金曜日13時~日曜日22時)
【電話】06-6260-4343

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