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特集「藤田美術館がある」という魅力~藤田 清(ふじたきよし)館長が描く未来への役割とは~

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大阪府大阪市都島区 クリエイティブ・コモンズ

東洋古美術を中心とした大阪府の登録博物館として、紫式部日記絵詞(むらさきしきぶにっきえことば)や曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)などの国宝や重要文化財が多数所蔵・展示されている藤田美術館。
網島地区の特徴的な文化施設として、たくさんの方々が訪れています。
リニューアルオープンから2年が経とうとしている2月、藤岡区長が藤田美術館を訪問し、「次世代につなげる役割」を藤田館長に伺いました。

Q 藤田美術館における今後の展望を教えてください。
A 網島地区を文化発信エリアに育てたい
美術館では、イベントや講座、展示解説などさまざまな取り組みをしています。
地域の文化振興や、アーティストとのコラボレーションを通じて、網島地区をさらに魅力的な文化発信エリアに育てていきたいです。

Q 展示を通して伝えたい想いは?
A 子どもたちに、生まれ育った場所には「美術館がある」という魅力を伝えたい
展示室では作品の魅力を最大限に伝えるように展示に工夫をこらし、世界に3碗しか存在しない曜変天目茶碗や紫式部日記絵詞、古今和歌集など歴史とつながる作品を間近に見ることができます。
また、19歳以下の入館を無料とし、さまざまな企画を通じて学生たちに歴史を実際に体験する機会を提供しています。
さらに、近隣の小学校や中学校とも連携し、学校教育に美術館を組み込む取り組みが行われています。子どもたちにとって身近な美術館として存在することで、「生まれ育った場所に美術館がある魅力」を伝えたいです。

Q 海外からの来訪者に日本の伝統的な美術を伝えるときの工夫は?
A 直接体験できる機会を提供し、さらに興味を持ってもらえるようにしています。
藤田美術館にはたくさんの外国人観光客が訪れています。落ち着いた雰囲気でお茶を飲む体験ができるように、館内にある「あみじま茶屋」では、作家が作った茶碗を使い、団子とお茶を提供しています。今後も積極的に文化発信を行っていきます。

■藤田美術館のおすすめPOINT
・国宝9件をはじめ、約2,000件の作品を所蔵
・館内の展示が毎月変わる
・19歳以下は無料で鑑賞が可能
・「あみじま茶屋」では作家の茶碗でお茶が飲める
・年末年始を除き無休

都島区には「国宝や重要文化財など、授業で学ぶ歴史と文化を実際に体感できる美術館がある」という魅力があります。
ぜひ一度、藤田美術館に足を運び、新しい発見や感動を得てみませんか?
今回の訪問した様子は区ホームページで詳しくご紹介しています。

問合せ:総務課(政策企画)1階10番
【電話】6882-9989【FAX】6882-9787

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