(1)大規模地震が発生した際の課題(生活用水の不足)
令和6年能登半島地震、平成7年阪神淡路大震災など過去の大規模地震では、飲料用水の確保のほか、洗い物やトイレ等に用いる生活用水の確保が大きな課題となり、被災者の避難生活に大きな影響を与えました。
生活用水の確保にあたっては、地下水の活用が大きな役割を果たしたとの報告もありました。
(2)地下水(井戸)の活用
鶴見区ではかつてから広く農業用の井戸が使われてきた経緯もあり、比較的地下水の活用が容易であることから、これまでも防災井戸の設置が区政会議でも議論されましたが、水枯れやポンプの破損等の維持管理の点で設置が見送られてきました。本年1月の能登半島地震発生を契機に改めて防災井戸の設置の要望をいただきましたので、鶴見区役所にて防災井戸の設置可否について再度検討し、今回、試験的に災害発災時の区災害対策本部となる区役所に防災井戸を設置することといたしました。
今後の運用の中で有用性や課題を検証し、今後の取組に繋げていくこととしています
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