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Topics 市からのお知らせ(4)

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大阪府守口市

■消費生活センターだより 家族葬のトラブル
◇事例
父が亡くなり、小規模で費用をかけない家族葬をテレビやネットで宣伝していた葬儀社に連絡した。ネット広告では35万円~とあったので「一番安いプランが希望」と電話で伝えた。翌日、葬儀社との打ち合わせで、「生花の量を少し増やしたい」と伝えたところ、生花のグレードアップやエンバーミング(遺体の衛生保全措置)など次々にオプションを勧められた。前日からの疲れで冷静に考える余裕もなく、葬儀社から言われるまま契約をしてしまった。葬儀が終わる頃、葬儀社から渡された請求書を見ると、総額80万円になっていた。広告とは異なる高額費用に不満だ。

◇アドバイス
葬儀サービスは広範囲で費用の項目が複雑にもかかわらず、契約までに検討や準備をする十分な時間がありません。家族葬の広告を見て葬儀社に依頼しても、安価なプランでは希望どおりの葬儀が出来ず、オプションの追加が必要と勧誘され、広告とかけはなれた高額料金になることがあります。

~もしもの時に備えましょう~
・事前に葬儀の希望やイメージを考えて、予算を立てておきましょう。
・葬儀に関する情報収集をしておくことも大切です。多くの葬儀社は自社のサイトで葬儀サービスの内容と費用を掲載しているので、比較検討してみましょう。

~葬儀の準備は慎重に~
・葬儀社との打ち合わせは親族や第三者などに立ち会ってもらい、説明内容の聞き漏らしや確認し忘れを防ぎましょう。
・葬儀社に言われるまま契約をするのではなく、希望どおりのサービスを受けられるのか、追加料金が必要になるのか契約内容をよく確認しましょう。

問合せ:
消費生活センター相談専用電話【電話】06-6998-3600(平日9:00~16:30)
消費者ホットライン【電話】局番無し188(土・日、祝日10:00~16:00)

■自分も相手も大事にする考え方(5回連載) トランスジェンダー当事者として生きる
◇意地でも病院に行きたくなかった理由(第1回)
12年前、病院で健康保険証を出した。「今日は、何も言われないかな?」やや不安な気持ちで、手に変な汗をかきながら。保険証を手に取った看護師さんは、チラチラと、私の顔を見ながら言った。『あら?こちらは、奥様のものですか?』あー、やっぱり今日もダメだ。私の見た目は、あご髭を生やした坊主頭で愛嬌ある男性的な顔立ち。いつものように、作り笑いをして、説明を始めた。こんにちは。藤原直(ふじわらなお)です。1978年大阪府枚方市生まれ。今年46歳。大阪府富田林市LGBTQ(エルジービーティーキュー)施策推進アドバイザー、特定非営利活動法人MixRainbow(ミックスレインボー)理事、Life journey(ライフ ジャーニー)代表としてLGBTQや性の多様性、自分らしく生きる大切さを全国で講演、企業研修講師ファシリテーターを生業としている。
LGBTQで言うと、Tのトランスジェンダーだ。女性の体で産まれ、2013年にタイで性別適合手術(胸の乳腺、子宮卵巣全摘出)を受けた。今は、戸籍上も男性として生きている。最高裁によると、全国の家庭裁判所などで性別変更が認められたのは特例法が施行された平成17年(2005年)。令和4年までの累計で11,919人が戸籍変更をしている。
冒頭は、男性に戸籍変更をする前の私の日常。男性ホルモンを投与、見た目が男性、保険証の性別が女性で、毎回、本人確認をされていた。カミングアウトをしたら差別されないか?知人に聞かれて、トランスジェンダーであることがバレないか?と、いつもビクビクしていたのを思い出す。最近では、受付に伝えると個室に案内してプライバシーに配慮してくれたり、番号や名字で、呼び出してくれる場所も増えている。電通「LGBTQ+調査2023」では、LGBTQ+層の割合は9.7%(10人に1人)と思ったよりも多い。この連載では、トランスジェンダー当事者の私の経験を通してLGBTQの現状や、自分や相手を大切にする考え方を共有できるとうれしい。

問合せ:人権市民相談課
【電話】06-6992-1512

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