あの頃と今と未来 私たちの原点、守口

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令和6年度に守口市で二十歳を迎えるのは、男性601人、女性579人、合計1180人。
正井遥希さん、大塚美亜さんもその一人。懐かしの母校、第一中学校で当時の思い出や将来の目標など、お話を伺いました。

正井　遥希(まさい　はるき)さん
守口市在住
関西大学政策創造学部2年生
守口小学校→第一中学校卒業

大塚　美亜(おおつか　みあ)さん
守口市在住
医療系専門学校2年生
守口小学校→第一中学校卒業

◆何でも意欲的に取り組んだ中学時代

・中学時代の思い出は?
正井：3年生の体育祭で、ソーラン節を披露したんですけど、僕らは和太鼓の演奏をやったよな?
大塚：和太鼓やった!人数が限られてるからオーディションもあって、「絶対やりたいです!」って意気込みをしゃべって。体育祭が5月で、普段は踊りの練習があるから、太鼓は春休みや、放課後に練習しました。
正井：あとは、文化祭では学年全員で劇をやりましたね。「オズの魔法使い」をベースに、学校が舞台の脚本を先生が書いてくれて、僕は理科室で登場する人体模型の役でした。
大塚：たしか動かない役やったっけ(笑)?私は図書室のシーンで魔女の役をやりました。ダンスとか合唱のパートもあったりして。裏方や衣装なども、学年みんなで役割分担して作り上げました。
正井：本番は緊張したけど、うまくいってよかったです。
大塚：修学旅行も印象に残ってます。長野に2泊3日で行って、アスレチックとかラフティングとか登山とか、いろんな体験をしたんですけど、登山が特にめちゃくちゃきつかったです。
正井：そうそう!ラフティングの体験は雨で中止かもと言われたけど、直前に小雨になって体験できたんです。ただ、9月なのにめっちゃ寒かったのを覚えてます。

・部活動の思い出は?
大塚：バレーボール部でセッターをやっていました。スパイカーにトスを上げる、いわば縁の下の力持ちの役割かなと。ここに上げたら打ってくれて点が取れるとか、チームを円滑に回していって勝つためにどうしたらいいかとかを考えて頑張ってました。
正井：僕は陸上部でキャプテンをしていました。部員は全学年で30人ぐらいいて、言葉で叱ったりとかができるタイプではないので、練習の準備や片付けを率先してやるなど、行動を見せることで引っ張っていけたらいいなと思って務めました。

◆守口は、都会に近いけど落ち着くまち

・守口の好きなところは?
大塚：交通の便が良くて、買い物も便利ですよね。普段西宮まで通学していて、梅田などもよく行きますが、守口に帰ってくるとどこか安心感があります。
正井：河川敷が、春は桜が満開で秋は紅葉がきれいなのでお気に入りスポットです。高校のときは堤防の上を自転車通学していて、自然に癒されていました。今も時間があると河川敷をサイクリングしています。

・両親に伝えたいことは?
大塚：今、学校に通わせてもらってるのはもちろんなんですけど、家に帰ってきたらおいしいご飯があって、洗濯されたきれいな服を着れて、必要なときに必要なものを買えて。そういう安心できる環境を無償で与え続けてくれることは当たり前じゃないと思うので、感謝しています。
正井：今も大学で部活動を続けているので、帰るのが遅くなるんですけど、そこからいつも食事を用意してくれてありがたいですね。大会の日はおにぎりを作ってくれたり、応援も来てくれて、とても感謝しています。

◆自立して、自信の持てる大人に

・将来の目標は?
大塚：元々医療系の進路に進みたくて、最初は看護師を考えていたんですが、ちょっと違うかも…と。専門学校で勉強する中で興味がわいて、自分に合ってそうだと感じたのが作業療法士で、今はそれを目指しています。
正井：海外旅行が好きなので、旅行関係の仕事もいいですし、海外やいろんなところにつながって仕事したいと思っています。体を動かしたり人と関わるのが好きなので、そういうのに関連したことがいいなと。今のところ英語は話せないんですが(笑)。

・10年後の自分にメッセージを
大塚：作業療法士を続けてベテランになっているのか、家庭を持っているのかな?まだわかりませんが、一人の大人として自立して、楽しく健康に過ごせていたらいいなと思います。
正井：大学で部活を続けていると、周りからは「大学生なのに遊ばないの?」と言われることもありますが、自分がやりたくて楽しくて続けているので、忙しいけど満足しています。
10年後も今と変わらず、自分のやりたいことを楽しんで、周りの人に自信を持てるような大人になっていたいと思います。

▽3年生当時の担任・原田先生に聞きました!
Q.2人はどんな生徒だった?
2人とも本当にどこに出しても恥ずかしくない、素晴らしい生徒です。
誰かがやらなきゃという場面で、「しゃーないなー」ってやるのが、恩着せがましくなくできる人たち。3年時だけでなく、どの学年のときにもクラスの中で頼りにされる存在だったのではないかと思います。

Q.思い出に残っていることは?
私の教師人生の中でも濃い3年間でしたが、3年生の最後1カ月がコロナで休校になって、急にみんなに会えなくなったのが一番心残りでしたね。
それでも、卒業式はなんとかできて、2人は答辞も堂々と読んでくれたのを覚えています。

※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。