■(初公開)実録レポート
◆楽しく実践中!!「どっち、どっちタイム」
寝屋川市独自の〝エージェンシー型〟就学前教育の実践風景を取材しました!
◇「どっち、どっちタイム」って何だ?
子どもの「考える力」を育成するための〝エージェンシー型〟就学前教育を、「どっち、どっちタイム」という取り組みで実践しています。
「どっち、どっちタイム」は、日常のいろいろな取り組みの中で、2つの選択肢のうちどちらを選ぶかを子ども自身で考え、その「理由を発表」したり、別の意見を聞いた後に再度選択肢についてたずねたりするなど「対話」を重ねることで、「考える習慣」を身に付け「考える力」「説明する力」「他人の意見を聞く力」につなげることが狙いです。
◇「寝屋川教育」につながる
選択の理由を考え、発表することを通じて「対話」を重ねる「どっち、どっちタイム」で「考える習慣」を身に付けることが、ディベート教育をはじめとした「寝屋川教育」の基盤となり、0歳から15歳までの15年一貫教育の実現へとつながります。
◇今日のどっち、どっちタイム スタート!
運動会で取り組む「ピーターパン」。今日は、運動会当日に向けてイメージを膨らませるため、自分たちで作ったネバーランドを舞台にして「どっち、どっち」がスタートします!
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もし、みんながネバーランドに行くなら「空を飛んでいく?」「船に乗っていく?」どっち、どっちかな?
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「ネバーランドは雲の上にあるから空を飛んで行く!」「本を読んだときピーターパンが船に乗っていたから船で行く!」次々と手が挙がり、意見が飛び交います。
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みんなの話を聞いて、意見を変えようかな~っていう人はいますか?これも待ち構えたように、次々と手が挙がります。「船で行くと思ったけど、雲の上にあると聞いて、そうだなと思った。空を飛んで行きます!」
友だちの意見を自分の意見に取り入れて、対話が弾んでいます。
◆保護者インタビュー
◇子どもはどう変わった!?
これがディベートにつながると聞いて、寝屋川市スゴイ!「もっとやって」と思っちゃいました(笑)
今までは「なんでそう思ったの?」と理由を聞いても「わかんない」だったのが、「どっち、どっちタイム」の取り組みが始まってからは「この服の色が好きだから!」と理由をはっきり言うようになりました。日常でも他人の意見を聞いて、自分の意見に反映しているようで、とても驚きです。ディベート教育にも期待です!
松本さん(5歳児クラス)
自分が考えたことについて、なぜそう思ったのか理由を細かく「説明」してくれるようになったので困っています(笑)引っ込み思案だったのが、こんなに自分の意見を言うようになったなんて驚きですね!
山本さん(5歳児クラス)
家でよく「どっち、どっち」を出題されます。私への問いを考えているときの顔は真剣そのもの!
よく聞くと、遊びに行く先を決めるのに悩んでたりします(笑)
高橋さん(5歳児クラス)
◆そしてつながる、市独自の「寝屋川教育」へ!
問合せ:保育課
【電話】812・2552
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