■寿毫中司君碑(寿町)
旧郡村の旧家につながる中司庄吉氏と良吉氏親子の功績をたたえる碑で、明治40年に建立されました。
寝屋川市史などによると、庄吉氏は幼い頃から書を学び、塾を開いて40年以上にわたり指導。79歳で亡くなりましたが、息子の良吉氏も父親の思いを継ぎ、市立北小学校の前身の友呂岐小学校の教員として子弟教育に尽くしました。
碑は教え子9人が発起人となって香里園駅前に建てられ、その後、友呂岐神社の境内に移転。昭和49年に創立100周年を迎えた北小学校の玄関脇に移されました。
碑に刻まれた「壽毫」は庄吉氏の雅号。「壽」は祝いの言葉を述べるという意味があり、書家の父子をたたえる碑銘に使ったとみられます。
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