ー骨髄バンクへのドナー登録をお願いしますー
骨髄バンクは、骨髄移植などが必要な患者とドナー(提供者)をつなぐ公的事業です。患者の家族以外で、型が適合するドナーが見つかる確率は数百~数万分の1。1人でも多くのドナー登録が必要です。
■ドナー提供の方法は1つだけじゃない
◇よく知られている方法 骨髄提供
全身麻酔をして、腰の骨から骨髄液を吸引する方法です。
◇こんな方法もあります 末梢(まっしょう)血幹細胞提供
全身麻酔をせずに座ったままドナー提供が行える方法です。
薬剤をドナーへ注射し、約3時間~6時間かけて血液(末梢血)から必要な成分を集めます。
近年、末梢血幹細胞移植による提供数が増加しています!
実際の提供に際しては、ドナーの望まない方法が選ばれることはありません。
※ドナー登録の方法や登録窓口など、詳しくは日本骨髄バンクホームページを見てください。
■市役所でドナー登録できます!
◇献血and骨髄バンクドナー登録会
わずか2mlの採血で骨髄バンクドナーに登録可能です。
献血のタイミングで登録しませんか。
日時:1月9日(木)
・午前10時~正午
・午後1時~4時
場所:市役所正面玄関前
対象:
・献血…16歳~69歳の人
※65歳以上の人は60歳~64歳で献血経験のある人
・ドナー登録…18歳~54歳の人
※いずれも男性は体重45kg以上、女性は体重40kg以上の人が参加できます。
◇当日、私もドナー登録に行きます!
適合者はすぐに見つかる可能性もあります。ぜひ一緒に登録しましょう!!
(広瀬慶輔市長)
■毎年1,000件以上のドナー提供が行われ、多くの命が救われていますが…
今もドナー登録を待っている人が1,711人います
※2024年11月末現在 海外での登録者551人を含む
■ドナーを待つ人の声
―各種SNSから抜粋―
◇息子がついに白血病の手のほどこしがない状態、辛(つら)い治療ばっかり、苦しいよね。移植の適合の連絡はまだなのかな。なんで自分じゃだめなんだろう、移植できて元気に帰られることばかり祈ってる。もうこれ以上苦しい思いさせるのキツい。でも、あきらめたくない。
◇父の病気の進行がかなり早いのだが、骨髄移植のドナー見つからず…病気が分かって3か月、輸血で命を繋いでいる状態。移植無しだと予後は厳しい。ドナーを待つ家族の気持ちが痛いほど分かった。もう3か月。私は型が合わなかった…。
◇昨年まで大学病院の勤務医だったが、白血病を含む小児がんをいっぱい診てきた。骨髄移植できずに助からなかった子どもたちも何人も診てきた。大人を含めて移植を希望する患者の約60%しか移植を受けられないのが、現場の状況なのを知ってほしい。医師だけじゃ助けてあげられないのを知ってほしい。
◇主治医から骨髄移植の話を聞いた。再発は間違いないとのこと、移植ができても生きていける確率は半々だと。でも、それでも「やらないと100%死ぬ」とはっきり言われたよ。やるしかない。誰か助けてくれ、ずっと涙が出てくる。適合する人を待っている。
■奇跡が重なって救われる命
◇患者家族からのメッセージ
母の病気が判明したとき、私は幼稚園児でした。みんなはお母さんが迎えに来るのに私は「お母さんは迎えに来ない」「家にもいない」と寂しさを感じていました。大学生になり、どれだけの奇跡が重なり母の命が救われたのかを痛感。母が今日も元気でいるのは勇気を出して骨髄提供してくださったドナーさんのおかげです。
問合せ:保健総務課
【電話】829・7771
【HP】24296
<この記事についてアンケートにご協力ください。>