「変化」し続けるまち寝屋川市にも、変わらないものがあります。昔から続く伝統行事は、市の「今」につながるルーツであり誇りです。今を生きる私たちだからこそ、改めてその魅力を感じてみませんか。
■[2月]成田山大阪別院 明王院(成田山不動尊) 節分祭(成田西町)
成田山の豆まきの特長として、お不動様の前では鬼も改心してしまうとされ、古来より「鬼は外」とは言わず、「福は内、福は内」と声高らかに豆をまきます。(「成田山節分祭ガイド」より)
▽令和7年節分祭
日時:2月2日(日)
・第1回…午前10時30分(本堂)屋外特設舞台 午前11時頃
・第2回…午後1時(本堂)屋外特設舞台 午後1時30分頃
・第3回…午後3時(本堂)屋外特設舞台 午後3時30分頃
問合せ:成田山明王院(成田山不動尊)
【電話】833・8881
■[1月]住吉神社 ねや川戎(えびす)大祭(木田町)
住吉神社は「ねや川戎神社」とも言い、「ねや川の戎っさん」として親しまれています。
ねや川戎大祭は、かつては地域だけのお祭りでしたが、昭和35年に現在の形で復興されました。現在では寝屋川市近郊はもとより京都、奈良など遠方からも参拝者が訪れ、その数は毎年10万人を超えます。
■[1月]友呂岐神社 三井のお弓式(美井元町)
友呂岐神社の神事に、古くから近郊に知られた「お弓式」の行事があります。
かつては三井氏神社で行われていましたが、明治時代に友呂岐神社(香里本通町)に合祀されてからは友呂岐神社で神事を行い、会場まで移動して弓を射ます。
地元から選ばれた、20歳を迎える2人が射手となり、交互に2本ずつ3回、計12回の矢を射って、的に当たった場所などで今年の天候や豊凶などを占います。
(1)友呂岐神社の本殿で御祈祷が行われます。
(2)神事の後、町内の練り歩きがなされます。
(3)隊列はかつてお弓式が行われていた旧三井氏神社跡地へ向かいます。
(4)旧三井氏神社跡地には社殿は無く、屋外に祭壇などが設置されます。
(5)会場の美井三町自治会館へ向かいます。
(6)例年、大勢の見物客が自治会館に集まります。
(7)五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願し、その年の吉凶を占うため、地元から選出された若者2人が射手を務めます。
(※本紙に写真が掲載されています。)
■[10月]寝屋川のだんじり
―実物は圧巻!動く地域の宝ここに在り―
西日本で特に盛んなだんじり(地車)ですが、市内でも6地域がだんじりを保有しており(明和地区では現在えい行はしていません)、中には100年近い歴史を持つ物もあるといわれています。
■[1月]高倉とんど焼き(梅が丘二丁目ほか)
16回目を迎えた「高倉とんど焼き」は、約50年前に途絶えた行事を、保存会が復活させたものです。毎年、その年の干支(えと)にちなんだ「干支とんど」を制作し、1月にとんど焼きを行って五穀豊穣(ほうじょう)、無病息災を祈ります。
■[番外編]葛原新町の「超」巨大な大太鼓
例年、地域の夏祭りで活躍する大太鼓は、30年ほど前に自治会が調達したもの。当時で5,000万円以上したとか。
問合せ:企画三課
【電話】813・1146
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