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岬町の各やぐらについて紹介します!

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大阪府岬町

■淡輪地域
淡輪地域の船守神社は、911年醍醐天皇の勅により創建されたとされています。
現在の本殿は、三間社流造千鳥破風付檜皮葺屋根の建物で、片桐且元が造営されたとされており、大正13年に国の重要文化財に指定されています。淡輪で毎年行われる例大祭は、10月14日・15日に5台のやぐらによって行われ、地元では「小屋根の御幣の突き会い」として有名で、多くの方々が訪れる文化的価値のある祭りです。祭りの起源は定かではありませんが、明治40年頃から行われていたと思われます。5台のうちの1台目、大西連中のやぐらの提灯は、正面に「御神燈」屋根回りには赤地に白文字で「大西」と明記されています。2台目の大東連中のやぐらの提灯は、正面に「御神燈」屋根回りには赤地に白文字で「東」と明記され、泉南市樽井地区の提灯講の影響を受けています。3台目の堂組連中のやぐらの提灯は、正面に「御神燈」屋根回りには赤地に白文字で「堂組」と明記されています。4台目の岬連中のやぐらの提灯は、正面に「御神燈」屋根回りには白地に赤文字で「岬」と明記されています。5台目の淡輪連中のやぐらの提灯は、正面に「御神燈」屋根回りには白地に赤文字で「淡輪」と明記されています。これら5台のやぐらは、文化財的価値が高いものとされています。

■小島地域
小島地域の小島住吉神社は、海上守護の住吉四柱神を古くから奉祀し、漁業を主とする小島の人々から永く敬れてきた神社です。また、幼児の夜泣きに効験があるということで、和歌山をはじめ近隣から参詣する人々が多く、歴史的に価値の高い由緒ある神社です。また境内に繁茂するウバメガシの古木は稀な社叢として大阪府の天然記念物に指定されています。祭りの起源は定かではありませんが、戦前に遡るものと考えられます。当初は舟形やぐらを曳いていましたが、平成13年に深日のやぐらを譲り受け、小島地域初代のやぐらとして現在にいたります。例大祭は毎年10月第2日曜日、スポーツの日で提灯は正面に「御神燈」屋根回りには白地に赤文字で「小島」と明記され、譲り受けたやぐらも明治時代に新調された文化財的価値が高いものとされています。

■深日地域
深日地域の国玉神社は、町内唯一の式内社で「国内神社帳」にも「正五位下」と神位が記された歴史的に価値の高い由緒ある神社です。現在の本殿は、明治41年に浜山に鎮座していた「加茂神社」を合祀し現在の場所に移っています。例大祭は毎年10月第2日曜日、スポーツの日にやぐら2台が出て、にぎやかな宮入をおこなうことで有名で文化的価値のある祭りです。祭りの起源は定かではありませんが、明治40年前頃からおこなわれていたと思われます。提灯は正面に「御神燈」屋根回りには白地に赤文字で「深日」と明記され、やぐら自体は文化財的価値が高いものとされています。

問合せ:生涯学習課
【電話】492-2715

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