令和5年度の一般会計(福祉・教育など行政サービスを提供するために必要な経費を経理する会計)は、歳入が84億6,199万円、歳出が83億7,897万円、翌年度に繰越すべき財源242万円を差し引いた実質収支は8,060万円の黒字で決算しました。
■歳入の概要
町税、譲与税・交付金が令和4年度と大きな増減が無かったものの、地方交付税は、普通地方交付税、特別地方交付税がともに増加したことで大幅な増加となりました。国庫支出金については、物価高騰の影響を受けた住民や事業者を支援するための臨時交付金が増加となったこと等で増加となりました。寄附金は、ふるさと納税(岬ゆめ・みらい寄附金)が令和4年度に引続き増加となったこと等で大幅な増加となり、加えて、ふるさと納税を原資とした岬ゆめ・みらい基金や美化センターの適切な維持管理のために公共施設整備基金等の取崩により繰入金も増加となりました。繰越金は繰越事業の充当財源の影響により増加となりました。
その結果、歳入全体では令和4年度から3.1%増加いたしました。
■歳出の概要
人件費は退職金等の減少により、全体として減少となりました。繰出金についても、国民健康保険特別会計への繰出が減少となったこと等で減少となりました。
一方、扶助費は、物価高騰の負担感が大きい世帯への支援等である物価高騰重点支援給付金の増加等で増加となりました。積立金も、ふるさと納税(岬ゆめ・みらい寄附金)の増加に伴い岬ゆめ・みらい基金への積立が増加となったこと等で増加となりました。
また、普通建設事業費は町営住宅長寿命化事業が工事に着手したこと等で増加となり、災害復旧事業費も多奈川地区多目的公園災害復旧事業が国災害査定の完了に伴い工事に着手したこと等で増加となりました。
その結果、歳出全体では令和4年度から3.7%増加いたしました。
※各々の表について、構成比は四捨五入のため、合計が合わない場合があります。
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