岬町地域おこし協力隊(藤本聖)が岬町で輝く人物や場所に出向いてインタビューさせてもらうページです。
■みさきの光宴イルミネーション2024実行委員長
北風克幸(きたかぜかつゆき)さん
コロナ禍の暗闇を光で照らそう
ボランティアの力だけで作り上げる希望の光…岬町イルミネーション
─北風さんは普段「(有)北風電機商会」という岬町の電気屋さんとして働かれていますよね
「そうですね。電気の知識はありますがイルミネーションのプロというわけではありません」
─岬町でのイルミネーションプロジェクトは今年で何年目になるのですか?
「2020年から始まって今年で5年目です」
─全てボランティアの方だけで作り上げているイルミネーションと聞きました
「そうです。僕も含めてみなさん自分のお仕事が終わってから準備を手伝いに来てくれるボランティアの人たちだけで作りあげています」
─それってかなり大変じゃないですか!?
「正直かなり大変です。日によっては全然人が集まらない場合もあります…ですが参加できるメンバーだけでなんとか今回も完成に間に合うように必死で頑張りました」
─本当にお疲れ様です。岬町でイルミネーションが始まったきっかけはなんだったのですか?
「コロナ禍に暗い世間の雰囲気や、先の見えない不安を少しでも明るく照らせるような事をやりたいねと周囲の人達と話していたんです。その時に僕が『明るくするならイルミネーションなんてどう?』と軽い気持ちで発言したら周りも『それ良さそう!』と乗り気になってくれて…そこから実現に向けてプロジェクトが動き出しました」
─北風さんの些細な一言がきっかけだったのですね
「僕もあの一言がまさかこんな大きなプロジェクトになるとは思いませんでした(笑)プロジェクト1年目は、ゲートとツリーだけのイルミネーションだったのですが、それでも多くの方が喜んでくれて嬉しかったです」
─当初はゲートとツリーだけだったのですね。それが今やみさき公園駅前の噴水広場全体を埋め尽くす規模になったのですね
「1年目にすごく好評で毎年やってほしいと言われ、さらに毎年周囲の期待も高まるので規模を大きくしていったら噴水広場を埋め尽くすイルミネーションになりました」
─でも本当に準備が大変ですよね?今回僕も何度かお手伝いに行かせてもらったのですが、腰にこの世の工具を全部ぶら下げているんじゃないかっていう北風さんが動き回っている光景を何回も見ましたよ!
「腰の工具だけで12キロあります(笑)」
─歩くだけで重労働じゃないですか!今回のイルミネーションで特に力を入れた箇所は?
「今年は約12万球の電球を使用しました。ツララと呼ばれる吊り下げ型のイルミネーションを多く使用して昨年とは雰囲気を変化させてみました」
─毎年進化させているのですね。これからの夢はありますか?
「予算の関係や人手の都合もあり、今回の開催もギリギリでした。ですから今後も毎年開催できるかどうかは今のところ分かりません。それでもできる事ならいずれは岬町の灯台にプロジェクションマッピングなんてできたら面白そうだなと考えています」
─北風さんの苦労を間近で見ているので気軽に実現させてくださいとは言えません。でも言います、実現させてください。
「頑張ってみます(笑)」
─北風さん本日はインタビューありがとうございました
「こちらこそありがとうございました」
■インタビューを終えて…
岬町のイルミネーションはプロの業者さんが準備している訳ではないので多少の荒さや物足りなさが気になるという方も中にはいらっしゃると聞きました。ですが、誰かを喜ばせたいという気持ちだけでこんなにも素晴らしいイルミネーションを毎年完成させているという事実が僕は本当に素晴らしいと思います。岬町のイルミネーションはプロジェクトに携わった全ての人達の輝きも含めてお楽しみ下さい。自分でもいい言葉だと思うのでもう一度言います、岬町のイルミネーションはプロジェクトに携わった全ての人達の輝きも含めてお楽しみ下さい。
問合せ:まちづくり交流館(多奈川谷川3400-6多奈川駅徒歩1分)
【電話】080-4012-5482(まちづくり交流館直通)【E-mail】misakikouryuukan@gmail.com
■岬だより12月号におきまして、お名前の読み仮名に誤りがございました。
P6「ミサキの先へvol.4」
誤)谷田和真(たにだかずま)さん
正)谷田和真(たにだかずまさ)さま
訂正してお詫び申し上げます。
担当:企画地方創生担当【電話】492–2775
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