■ありがとう70年。岬町はもっと未来へ
明けましておめでとうございます
令和7年の新春をお健やかにお迎えになられたことと、心からお慶び申しあげます。
みなさまにおかれましては、日頃から本町の町政運営に対しまして、格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼を申しあげます。
昨年を振り返れば、物価高騰などにより社会経済情勢が大きく変化した年でありました。そのような中、特に家計への影響が大きい子育て世帯への支援としまして、「町内小学校給食費の完全無償化」を実施しました。さらに、令和6年度は「0歳~2歳児の第1子課税世帯の保育所保育料について、利用者負担額を半額」とし、子育て世帯の更なる経済的負担の軽減に努めてまいりました。
このように、近年は長引く物価高騰等の影響により、厳しい生活環境に置かれている住民のみなさまを支援することを最優先に考え、限られた財源の中で施策に努めてまいりました。最近では町内外の多くのみなさまから、岬町は「暮らしやすいまち」、「子育てしやすいまち」と嬉しい声をいただく機会も増えております。本町としましては、この現状に満足することなく、引き続き、まちの将来を見据えた施策にまい進してまいります。
そのような中、岬町は昭和30年4月1日に町制が施行されて以来、令和7年4月1日に「町制施行70周年」の節目を迎えます。この記念すべき節目の年には、みなさまからの公募により決定した「ありがとう70年。岬町はもっと未来へ」をキャッチフレーズとして、これまで築き上げてきた先人たちに感謝するとともに、岬町をさらなる未来へ繋げていくため、住民のみなさまと協働で、記念式典や記念イベントなどの様々な催しの準備を進めております。
加えて、今年は大阪・関西万博2025も開催され、世界中から多くの方が大阪・関西を訪れます。本町としましては、岬町町制施行70周年および、万博開催を迎える記念すべき本年を契機に、岬町の豊かな自然や素晴らしい文化などの「まちの魅力」を世界へ情報発信できるよう取り組んでまいります。
そうすることで、町民の誰もが「まちへの愛着」を語ることができ、また一人一人が町民としての「誇り」を持っていただくとともに、将来を担う子ども達や、地域を支える働く世代・高齢者のみなさまにとって、「輝く未来に夢を膨らませ、未来につながる一歩」となることを願っております。
みなさまにおかれましても、引き続きのご理解・ご協力を賜りますよう、改めて心よりお願い申しあげます。
結びとしまして、この一年がみなさまにとって「素晴らしい一年」となることを心より願うとともに、みなさまのご健勝・ご多幸を祈念申しあげ、私の新年のご挨拶とさせていただきます。
岬町長 田代 堯
■いのち輝く未来社会へ
新年あけましておめでとうございます
みなさま方にはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申しあげます。日頃は岬町議会へのご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。
昨年は元日の能登半島の地震、度重なる余震や、大雨による洪水が発生し、石川県能登半島にお住まいの方にとっては受難の1年になりました。岬町議会としましてわずかではありますが、石川県の町村議長会を通じて被災地に寄附をさせていただきました。復興資金の一助となればと思います。
災害はいつ、どこで、どの規模で発生するかわかりません。岬町議会としても以前から「災害時行動マニュアル」を定め、議会議員は災害時にどのように行動するのか決めていました。しかし、もう一歩踏み込んで、大規模な災害時でも議会が機能不全に陥らないように業務継続計画「議会BCP」を定めるよう着手しました。
また10月には議員の視察として岩手県の大槌町を訪問し、語り部ガイドツアーに参加して、東日本大震災の当時の混乱した状況、避難時の困りごと、復興に至るまでの住民の葛藤(被災した庁舎を残すか残さないか問題)を聞いたり、陸前高田市も訪問し、震災時の議員や職員の方から生の声を聞いたり、先行して策定している議会BCPについて研修しました。岬町で進めている議会BCP策定にも反映したいと考えています。
さて、本年4月13日より、待ちに待った大阪・関西万博が開催されます。大阪では55年ぶりとなり、前回の万博に行かれた思い出のある方も町内に多くおられると思います。私はこの万博に岬町住民の方が多く訪れてもらえるよう、何か良い方法がないか考えていきたいと思います。岬町は比較的元気な高齢者が多い町というデータもあります。万博を訪れることでさらに元気になっていただきたいです。
結びに、新しい年が住民のみなさま方にとりまして実り多き年となりますことをご祈念申しあげまして、新年の挨拶とさせていただきます。
岬町議会議長 竹原 伸晃
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