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令和6年度全国学力・学習状況調査結果

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大阪府摂津市

毎年、年に1度、小学6年生、中学3年生を対象に、全国学力・学習状況調査(児童生徒質問紙調査)が行われています。
この調査の目的は、児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、今後の教育活動に役立てていくことです。
主体性を生かしながら、確かな学力を育むことを目指しています。

・小学校

・中学校

※小・中学校の縦軸は、対全国平均比となります。対全国平均比は、全国平均の数値を1としたときの摂津市の値となります
※★令和元年度調査より、従来のA問題・B問題という区分を見直し、知識・活用を一体的に問う調査問題に変更されました
※令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で調査が実施されませんでした

・平均正答率

◆小中学校の各教科の考察
(1)国語
小学校:漢字の書き取りなど知識・技能に関する観点が改善し、全国平均を越えている。一方、目的に応じて複数の文章を理解し、まとめる力に課題が見られる。
中学校:「書くこと」に関する領域が改善している。一方、目的に応じて要約することや他者の発言を聞いて自分の考えをまとめることに課題が見られる。
(2)算数・算数
小学校:「図形」「変化の関係」の領域で昨年(令和5年度)より改善している。また、思考・判断・表現に関する観点は全国と同様の結果となっている。
中学校:「データの活用」に関する項目が改善している。一方、思考・判断・表現を問う問題の正答率に課題が見られる。

◆今後の取り組み
・児童生徒がさまざまな情報を収集・整理・分析し、目的や相手に応じて効果的に表現する力の育成をめざ
した授業を実践する。
・児童生徒が学ぶ必要性を感じる課題やテーマを教育活動全体で設定することに加え、他者と協働しながら
主体的に学びを深める学習の場面を積極的に創出する。
・各学校への指導主事の派遣を通じて、授業力向上や組織的な取り組みの推進に関する指導助言を行う。
・日々の指導力と組織力向上を推進するため、相互授業参観、先進校視察研修などの取り組みを進める。

◆児童生徒質問紙から
質問項目「話し合う活動を通じて、自分の考えを深めたり、広げたりすることができている」、「自分には良いところがあると思う」、「地域や社会をよくするために何かしてみたいと思うか」などにおいて、昨年度よりも肯定的な回答が増加しています。
各学校では、子どもたちが頭を寄せ合い、話し合う姿がよく見られています。日々の授業改善に取り組むことで、子どもたちが、自分の意見や気持ちを安心して表現し、学びを深め、興味や関心を広げていくことにつながっています。(グラフ(1)参照)
また、子どもたちが地域の人々や事業所などと連携して行う「キャリア教育」に取り組むことで、子どもたち自身が地域の人々とつながり、将来、地域や社会を意識して自分らしい生き方を実現させていく力をつけていくと考えています。(グラフ(2)参照)
一方で、「授業時間以外に、普段(月~金曜日)、1日に勉強する時間(グラフ(3)参照)」について「全くしない」と回答した児童がこれまでより増加しました。また、「普段(月~金曜日)、1日に携帯やスマホでSNSや動画視聴(勉強以外)する時間(グラフ(4)参照)」も、府や全国に比べ多い傾向にあります。
学校において、家庭学習の重要性を意識し、子どもたちに効果的な自学自習を促す取り組みを実践していくとともに、家庭と学校が「家庭学習を大切にする」という同じ視点をもって子どもたちを支えることで、学習習慣が身に付き、学力の定着につながると考えています。保護者の皆さまのご支援、ご協力をお願いいたします。

(1)話し合う活動を通じて、自分の考えを深めたり、広げたりすることができている(中学生)

(2)地域や社会をよくするために何かしてみたいと思うか(小学生)

(3)授業時間以外に、普段(月~金曜日)、1日に勉強する時間(小学生)

(4)普段(月~金曜日)、1日に携帯やスマホでSNSや動画視聴(勉強以外)する時間(中学生)

◆子どもたちの学びの場
・学び合いを楽しみながら、進んで学習に取り組む姿
・地域の人々との交流を通して学ぶ姿
※詳細は本紙をご覧ください。

調査結果の概要説明をYouTubeで配信中
※QRコードは本紙をご覧ください。

問い合わせ:学校教育課

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