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自治体の皆さまへ

嶋野 浩一朗市長 所信表明

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大阪府摂津市

◆次なる摂津を構築し、未来へ
令和6年10月25日(金)、市長就任後初めての市議会定例会で、嶋野市長が所信を表明しました。
内容を要約し、以下に掲載します。

◆「ウェルビーイング」を踏まえたまちづくりで市民一人ひとりの幸せを追求していく
◇次なる摂津の構築ヘ
私は、摂津市の輝かしい未来に向け、市民の皆さまの想いをしっかりと受け止め、全力で市政運営に臨む所存であります。まちづくりに終わりはありません。決して現状に甘んじることなく、常に未来に目を向け、歩みを進めていかなければなりません。先人の偉業をしっかりと継承していくとともに、市政の課題を的確にとらえ、挑戦することで次なる摂津を構築していく。これが私の使命であります。

◇市民が誇りを感じるまちに
現在、我が国の人口は急速に減少しており、この流れは、まちづくりにおけるあらゆる分野に、影響を及ぼしてまいります。本市ではこれまで総人口は維持してまいりましたが、市域南部では人口の減少が進んでおります。また、少子化・高齢化が市域全体で進んでおり、今後は、全国と同様に、人口減少が見込まれます。
次なる摂津の構築のため、今こそ、人口減少を見据えた持続可能なまちづくりが必要であります。国やそれぞれの自治体においても、その克服に向けた取り組みが進められております。こうした取り組みは、我が国の活力を支えていく上で非常に重要でありますが、それぞれの自治体の考えだけで取り組みを進めるだけでは、自治体間の人口の奪い合いにもなりかねず、国全体の施策としての効果に疑問が残ることも事実であります。持続可能なまちづくりを進めていくためには、国と人口減少の問題について、しっかりと共有していきながら、少子化や高齢化に対する取り組みを進めていく必要があります。そして、その取り組みを効果的なものとしていくためには、地方自治体に課せられた本来の使命をしっかりと遂行することが何よりも重要であります。肝心なのは、人口を増やすために何を成すべきかではなく、市民一人ひとりが住むことに誇りを感じるまちをいかに実現していくかであります。

◇市民一人ひとりの幸せを追求
そのために、私は、今一度、まちづくりの原点に立ち返り、市民一人ひとりの持続可能な幸福を目指すことが必要であると考えます。すなわち、身体的・精神的・社会的に良好な状態を指し、単なる病気や貧困の回避に留まらない幸福感や生活の質の向上を目指す概念、「ウェルビーイング」を踏まえたまちづくりであります。このまちに住む市民一人ひとりの幸福を追求していく。この考えに基づき、子どもから高齢者まで、誰もが心から幸福を実感できるよう、4つの取り組み、「高齢者に優しい環境づくり」、「子どもを産み育てる喜びを実感できる環境づくり」、「子どもたちの可能性を伸ばす学びの環境づくり」、「産業振興や地域活性化を通じた誰もが活躍できる環境づくり」を中心に、必要な施策を講じてまいります。加えて、前市長が掲げられた「人間基礎教育」を基本として、人材育成にしっかりと取り組み、効率的で質の高い行政運営を実現してまいります。
次なる摂津を構築するにあたっては、市民一人ひとりの英知を結集することが肝要であります。皆さまとともに、次なる摂津の構築に全身全霊で取り組んでいくことをお誓い申し上げ、私の所信表明といたします。

問い合わせ:政策推進課

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