市では、令和3年6月30日に大阪府知事の認可を受け、千里丘駅西地区再開発事業計画を決定し、完成に向けて事業を推進しております。
今回、再開発事業区域内の一部に埋蔵文化財包蔵地(千里丘遺跡)が含まれていることから、令和5年7月18日~10月30日に千里丘遺跡の発掘調査を実施しました。
調査では、江戸時代以降に千里丘陵とよばれる小高い丘を削って平らにしながら田んぼとして整備していた痕跡が発見され、また耕地化する際に混ざりこんだと考えられる縄文時代の石鏃(石の矢じり)や、古墳時代から江戸時代にかけての遺物(茶碗など当時の生活道具)が見つかっています。
昭和13年にJR千里丘駅が開設されて以降、宅地化が進み現在の姿になる以前は、田んぼが広がっていたようです。現在、調査報告書を作成中で、遺物整理の中で新しい発見があるかもしれません。
問い合わせ:生涯学習課
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