里親になりませんか(あなたを必要としている子どもがいます)

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さまざまな事情により、親と暮らせない子どもたちがいます。里親家庭で家族のあたたかさに触れる経験が子どもたちの生きる力を育みます。
施設などで暮らす子どもたちを家庭に迎え入れ、愛情をもって健やかに育てる「里親」になりませんか。
※詳しくは本紙をご覧ください。

◆里親は慢性的に不足
社会的養護とは、保護者のいない子どもや、親の監護が適当でない子どもを公的に支援し、育てる制度で、里親も重要な役割を果たしています。日本全国では約4万5千人、大阪府では約2千人の子どもが親元を離れて生活しています。その中で里親家庭にいる子どもは全国で約24%、大阪府では約14%と少ない状況です。
吹田子ども家庭センター管内(摂津市、吹田市、茨木市、高槻市、島本町)で、登録里親家庭は58家庭、そのうち摂津市在住は2家庭のみです。

◆家庭で育つ温かさを
子どもの健やかな成長には、特定の大人と情緒的な関わりを持つことが大切で、里親家庭での生活体験は非常に意義があります。皆さまには、ぜひ里親制度に関心を持ち、地域社会全体で子どもたちを支える取り組みにご理解、ご協力をお願いします。

◆里親個別相談会を実施
里親に興味がある人や、詳しい話を聞きたい人へ個別相談会を実施します。事前申込みは不要ですので、お気軽にご参加ください。
日程：2月22日(土)
時間：午後1時～4時
場所：コミュニティプラザ2階・会議室5、6
※4日(火)～11日(祝)はコミュニティプラザ・エントランスで里親制度のパネル展示を実施

問い合わせ：大阪乳児院里親支援機関おむすびへ

◆期待できる効果
◇家庭のぬくもり
家族のライフサイクルを学び、将来に備える

◇自己肯定感
安定した関係で、自己肯定感と基本的信頼感を築く

◇社会性
人との関わり方や生活技術を身につける

◆さまざまな里親のかたち
※週末里親以外は里親登録が必要

※経済的なサポートとして、里親手当(月額9万円)や養
育に必要な生活費などを支給/種類により支給額は異
なる/金額は年度によって変更する場合あり

◆迎え入れるまでのステップ
1.相談
子ども家庭センターや里親支援機関に相談する。里親の条件や手続きを確認。
↓
2.研修・　家庭訪問
児童養護施設などで実習を含む研修を受講する。家庭環境の調査を受ける。
↓
3.登録
大阪府の審査を経て、里親として登録される。
↓
4.交流
面会、外出、宿泊など、子どもと一緒に過ごす。
↓
子どもを家庭に迎え入れる

◆里親へのインタビュー
大阪府内在住で養子縁組里親として子どもを迎えた夫妻に、話を聞きました。

◇まずは家族構成を簡単に教えてください。
夫：私たち夫婦と子ども(Aくん)の3人家族です。子どもは現在4歳。電車と、歌が大好きな男の子です。

◇里親になろうと思ったきっかけは?
妻：不妊治療をしていた病院で、医師から「養子縁組する人もいる」と聞いたことがきっかけです。

◇里親になることへの不安はなかったですか?
妻：吹田子ども家庭センターや里親支援機関の職員が、寄り添ってくれ、いつでも相談できる環境があるので心強いです。
夫：面接や研修を通して、里親としての心構えを確認できました。今では里親仲間ができ、里親パパ3人と子連れランチを楽しめるまでに(笑)。
ー里親になってみて
夫：初めてA　くんと対面したときから、縁をすごく感じています。
妻：「いち、に、さーん♪」で私と夫が腕を上げて、Aくんがジャンプするようになったとき「家族っていいなぁ」と。何気ない日常ですが、うれしく思います。

◇里親に興味がある人へメッセージを
妻：里親制度は子どもが幸せになるための制度ですが、私の方が幸せをたくさんもらっています。Aくんのおかげで、それまで見ていた世界が一変しました。私のような思いを持つ里親仲間が増えるとうれしいです。
夫：子育ての悩みはつきませんが、子どもとの時間はかけがえのないもの。興味があれば、肩肘張らず、一歩踏み出してみてください。

◆養育体制
さまざまな関係者(機関)が連携して子どもを支えます。
・子ども家庭センター(児童相談所)
・大阪乳児院　里親支援機関おむすび(大阪府から業務委託)
・実親・里親
・市役所・病院　保健センターなど
・里親会　民生委員(地域の人々)
・保育・教育機関

◆広げよう　里親の輪　摂津市共催事業
映画上映会「漁港の肉子ちゃん」無料上映会
企画・プロデュース　明石家さんま
船に住むちょっと訳アリ母娘が紡ぐ感動のハートフルコメディ

時間：
・午前の部…開場　午前9時半/上映　午前10時
・午後の部…開場　午後1時/上映　午後1時半
場所：コミュニティプラザ・コンベンションホール
定員：各150人(申込不要)

問い合わせ：大阪乳児院里親支援機関おむすびへ
※小学生以下の子どもは保護者同伴で来場を

問い合わせ：大阪乳児院里親支援機関おむすび
【電話】06-6372-1602