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Medical News

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大阪府東大阪市 クリエイティブ・コモンズ

市立東大阪医療センターのスタッフがリレー形式で医療に関する情報などをお届けします。

■第92回 電子・加熱式タバコ使用の危険性を知っていますか?
▽市立東大阪医療センター 呼吸器外科 野尻崇部長
紙巻きタバコはニコチンやホルムアルデヒドといった有害物質を燃やすことで煙を吸入しますが、電子タバコや加熱式タバコは、同じ有害物質を電気で加熱し、目で見えない水蒸気の形で吸入しています。煙を吸っているか水蒸気を吸っているかの違いで、有害物質を吸っていることに変わりありません。電子タバコや加熱式タバコも喫煙です。
また、電子タバコや加熱式タバコでは水蒸気で目に見えにくいため、周囲の方が受動喫煙に巻き込まれているかどうかわかりません。その点では、周囲の方への配慮がより必要になるはずですが、あまり周知されていないのが現状です。
全国的には喫煙率が低下していますが、本市では、いまだ喫煙率が高いです。喫煙は20年~30年が経過してから、肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)が発症しやすくなるなどの影響が出てきます。自身や家族、友人で電子タバコや加熱式タバコを使用している方がいたら、タバコの危険性を伝えてみてください。20年~30年後の健康被害を予防しましょう。

問合せ先:地方独立行政法人市立東大阪医療センター事務局地域医療連携室
【電話】06-6781-5101【FAX】06-6781-2194

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