今回紹介した場所では、働くこと、スポーツを楽しむこと、絵を描くこと、みんなが目的を共有し、そこには“障害がある人・ない人”という線引きはありませんでした。ともに過ごし、その人を知ろうとすることで、一人の「人」と「人」としてつながる。そんな関係を当たり前のように築くことができれば、誰もが自分らしくいられる社会に近付けるのではないでしょうか。
市では、障害がある人もない人もいっしょに楽しめるイベントや、障害について理解を深める取組みを行っています。誰もが自分らしくいられる社会に向けて、一歩踏み出してみませんか。
◆映画「夏の光、夏の音」特別上映会
視覚障害と聴覚障害がある男女二人を描いた映画「夏の光、夏の音」の上映会を開催します。視覚や聴覚に障害がある人もいっしょに楽しめるよう、字幕や音声ガイド付きで上映します。上映前に、障害の理解啓発ポスターの優秀作品の表彰式を予定しています。
日時:12月6日(金曜日)18時30分から(20時40分ごろ終了予定)
場所:イコーラム(男女共同参画センター)
▽あらすじ
喫茶店で働く全盲の女性・麻衣は、ある日、店に訪れたろう者の青年・健太郎と出会う。意思疎通の困難な二人だったが、健太郎が麻衣に点字の手紙を送ったことをきっかけに、互いの距離をゆっくりと縮めていく。
彼の表情を見ることができない麻衣と、彼女の声を聴くことができない健太郎。まるで正反対の世界で生きているかのような二人が、世界をつなぎ、想いを伝えることはできるのか―。
◆障害者週間アート展
市役所本庁舎で、障害者事業所などから募集したアート作品を展示します。
日時:12月3日(火曜日)~12月9日(月曜日)
・22階市民ギャラリー…9時~23時
・1階多目的ホール…9時~17時30分
※市民ギャラリー、多目的ホールとも、12月3日(火曜日)は15時から、12月9日(月曜日)は15時まで。
市民の皆さんから募集した、障害の理解啓発ポスターの応募作品を展示します。
日時:12月3日(火曜日)~12月6日(金曜日) 9時~21時
場所:イコーラム(男女共同参画センター)6階ギャラリー
◆ふれあいのつどい
地域の障害者事業所などが中心となって地域のふれあいのつどいを開催しています。今年は11月に市内6つの会場で実施し、たくさんの人で賑わいました。
◆障害者事業所の手作り製品を販売
障害者事業所などで作られた手作り製品の販売会を定期的に開催しています。
次回は、12月3日(火曜日)~12月9日(月曜日)市役所本庁舎1階ロビーで行います。焼き菓子やクリスマスにちなんだオリジナルグッズを販売します。
◆花園ラグビー場夜間ライトアップ
障害の有無にかかわらず、誰もが安心して生活し、社会参加できるための取組みであるイエローリボン運動にちなみ、花園ラグビー場を黄色にライトアップします。
日時:12月3日(火曜日)~12月9日(月曜日) 日没後~20時
◆ウィルチェアスポーツを体験
より多くの人にウィルチェアスポーツを体験してもらえるよう、さまざまなイベントを実施しています。今後のイベントの開催については、市政だよりなどに掲載します。
▽してみるウィルチェア
⾞いすスポーツ体験イベント「してみるウィルチェア」を今年5月に初めて開催しました。⾞いすバスケットボールや⾞いすラグビー、ボッチャ体験など盛りだくさんの内容で実施し、約600人が訪れました。
▽日本代表が教える車椅子ソフトボール体験会
7月に開催した車椅子ソフトボール体験会では、⽇本代表選⼿が講師を務め、障害がある人もない人も、幅広い年齢の人がいっしょに車椅子ソフトボールを楽しみました。
問合せ先:花園・スポーツビジネス戦略課
【電話】06-4309-3019【FAX】06-4309-3849
◆車座ワークショップ
障害当事者の日頃の悩みや困りごとを聞き、改善へ向けた意見交換を行っています。
次回は、来年1月に「障害者差別解消車座ワークショップ~ちょっと聞いてわたしの障害(こまりごと)~」を開催予定です。詳しくは、12月24日(火曜日)以降の市ウェブサイトをご覧ください。
◆手話講座
手話を言語として位置づけ、手話で人と人とがつながり支えあう社会を実現するため、「手話奉仕員養成講座」や「手話レベルアップ講座」を開催しています。詳しくは、お問合せください。
問合せ先:障害施策推進課
【電話】06-4309-3183【FAX】06-4309-3815
■2025年にデフリンピックが東京で開催!
デフリンピックとは、デフ(英語で「耳がきこえない」という意味)とオリンピックを組みあわせた、きこえない人・きこえにくい人のための世界大会のことです。
オリンピックやパラリンピックと同様に4年に1度開催され、来年11月には100周年の記念すべき大会が東京で開催されます。
デフリンピックでは、競技中は補聴器などを外し、選手全員が公平にきこえない立場で競技を行います。また、応援するときは、歓声をあげながら拍手の手話表現をしたり、床を踏み鳴らして振動で伝えたりします。
今年開催されたパリオリンピックとパリパラリンピックでは、頂点をめざして懸命に挑む選手の姿に勇気と感動を与えられました。来年はデフリンピックの番です。みんなで大会を盛り上げていきましょう。
▽東大阪市もデフリンピックを応援しています
10月12日に開催された「マスターズ花園2024 開催記念イベント」で、デフリンピック啓発ブースを出展しました。
■市では、障害者の自立と社会参加を進めるため、さまざまな支援を行っています。
各サービスの内容など、詳しくは5面をご覧ください。
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