年を重ねると息切れがでることは珍しくありません。その原因の一つとして心臓弁膜症の大動脈弁狭窄症があり、75歳以上の8人に1人がかかると言われています。これは心臓から全身に血液を送りだす玄関部分の大動脈弁という扉(弁)が固くなり、開きにくくなることより起こります。放置しておくと、心不全や突然死する非常に怖い病気です。
これまでは、胸を大きく切り、心臓を止めその大動脈弁を取り替える治療が標準治療でしたが、高齢で胸を切る手術が困難な患者さんにカテーテルを使用して胸を切らず、また心臓も止めないで弁を交換する治療が当センターにて昨年12月から可能となりました。
もし息切れなど症状がある場合、地域のかかりつけ医にご相談ください。
問合せ先:地方独立行政法人市立東大阪医療センター地域医療連携室
【電話】06-6781-5101
【FAX】06-6781-2194
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