今回の「ええもん」は「河州河内郡絵図」をご紹介します。
この絵図は、江戸時代の天保8年(1837年)2月に豊浦村・芝村の代表が恩智川以東の市域を取りまとめ、豊浦村の絵師・中村四端(貞明)(※)によって描かれました。
深緑でリアルな生駒山系や、水色の河川、黄色い俵型の村々を赤い街道でつなぐなど、絵師ならではの色鮮やかな描写が光ります。
また、河内寺古跡を「コンテラ」と呼ぶことや、喜里川村名称の由来など、旧跡や名所のご当地情報も記されています。
暖かい季節に、この絵図と現在の場所と比べながら歩いてみてはいかがでしょうか。
※河内の文化人による歌集『河内集』を編纂した一人。和歌・狂歌および俳諧にも通じた。
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