今回の「ええもん」は、休館中の鴻池新田会所で行われている保存修理工事をご紹介します。
鴻池新田会所は、江戸時代に豪商鴻池家が開発した新田の管理・運営を行った施設です。会所内の建物のうち本屋・屋敷蔵・文書蔵・米蔵・道具蔵の5棟と、本屋・米蔵から発見された棟札など計6枚が国重要文化財に指定されています。
一般公開後約20年を経過し、経年劣化や頻発する自然災害のために、重要文化財を含む建造物が損傷を受けており、さらに耐震診断事業を実施した結果、耐震補強を必要とすることが明らかとなったため、令和4年度より本屋ほか3棟の保存修理工事を行っています。また、屋敷蔵は地盤沈下により建物が大きく傾斜していたため、建造物を土台から持ち上げ水平に戻す揚屋作業が行われ、2月17日に現地見学会を実施しました。
鴻池新田会所は令和7年度中に再オープン予定です。
問合せ先:文化財課
【電話】06-4309-3283【FAX】06-4309-3823
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