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井山裕太さんとともに 囲碁の魅力を東大阪から(1)

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大阪府東大阪市 クリエイティブ・コモンズ

1月19日(日曜日)、文化創造館で本市出身の囲碁棋士・井山裕太さんの名前を冠した「井山杯 囲碁フェスティバル」が開催されます。今回の市政だよりでは、井山裕太さんへのインタビューと東大阪市内で囲碁を楽しまれている方々を紹介します。
孔舎衙東小学校・孔舎衙中学校が母校の井山裕太さんは、中学校在学中にプロ入りし、2016年(平成28年)に囲碁界史上初の七冠(「棋聖」「名人」「王座」「天元」「本因坊」「碁聖」「十段」)同時制覇を達成されるなど、数々の記録を更新し、2018年(平成30年)には国民栄誉賞も受賞されています。
また、2024年(令和6年)12月6日に行われた第72期王座戦五番勝負の第4局に勝利し、王座戦4連覇を果たされ、「王座」「碁聖」「十段」の三冠を堅持するとともに、通算タイトル獲得数も歴代単独トップの「77」に伸ばすなど、現在も囲碁界で大活躍されています。

■Special Interview

▼井山 裕太さん
1989年(平成元年)
東大阪市に生まれる
1997年(平成9年)
小学校2年生ながら少年少女囲碁大会で全国優勝
2002年(平成14年)
入段を果たし、プロの囲碁棋士となる
2009年(平成21年)
七大タイトルの1つ「名人」を奪取し、史上最年少名人となる
2013年(平成25年)
テレビアジア選手権で世界戦初優勝
2016年(平成28年)
囲碁界史上初の七冠同時制覇を達成。名誉市民の称号を贈呈
2018年(平成30年)
囲碁界初の国民栄誉賞を受賞
2024年(令和6年)
通算タイトル歴代単独トップとなる「77」を達成

▼井山裕太さんに東大阪市での思い出や囲碁の魅力などについてお伺いしました。
▽囲碁を始められたきっかけを教えてください。
最初は父が自分で遊ぶために囲碁のテレビゲームを買ってきたのですが、父が遊んでいるのを隣で見ていて興味をもったのがきっかけです。

▽井山さんが思う囲碁の魅力とは何でしょうか?
ルールに縛りが少なく、自由に自分を表現できる点と老若男女、人種など関係なく、盤上では平等に勝負できる点が魅力です。

▽囲碁をしている方、これからやりたいと思っている方へ、上達するためのコツなどはありますか?
まずは実戦を重ねていただくことが一番だと思います。その中で課題が見えたとき、方向性をアドバイスしてもらえるような方(プロに習うでも構いません)がいらっしゃれば良いなと思います。

▽対局に臨む際の心構えや対局を終えた後の心と体のケアの方法などを教えてください。
囲碁は相手があるものですが、まずはその時点での自分のベストを尽くす事を心がけています。対局後は眠れないことも多いので、自分の好きなことで気分転換するようにしています。

▽東大阪市の思い出の場所はありますか?
母校である小中学校が一番多く通った場所ですので、印象深いです。
勉強はもちろんですが、友人関係など自分にとって大きな財産になっています。

▽「井山杯 囲碁フェスティバル」への思いや意気込みをお聞かせください。
生まれ育った場所でこのようなイベントを続けていただき、感謝の念に堪えません。
囲碁を知らない方にも気軽にお越しいただけるようなイベントにしていければと思っています。

▽市政だよりを読まれる市民の皆さんへメッセージをお願いします。
今後も東大阪の皆様に喜んでいただけるような活動をしていければと思っております。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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