市立東大阪医療センターのスタッフがリレー形式で医療に関する情報などをお届けします。
■第95回 産婦人科でロボット支援下手術を再開
▽市立東大阪医療センター 産婦人科 北井俊大副部長
市立東大阪医療センターでは、令和元年1月より手術支援ロボット「ダビンチ」を導入し、ロボット支援下手術を開始しました。
「ダビンチ」は、外科医がロボットアームを遠隔操作し、高精度な手術を行うことができます。また、従来の手術よりも小さな切開で行えるため、患者の回復が早く、痛みや出血も軽減されることが期待されています。婦人科領域において、子宮筋腫などの良性子宮腫瘍、早期の子宮体がん、骨盤臓器脱(子宮や膀胱などが腟から出てきている状態)に対するロボット支援下手術が保険適応となっています。市立東大阪医療センターでは、良性子宮腫瘍および骨盤臓器脱に対してロボット支援下手術を実施しています。手術件数増加に伴って、昨年11月より2台目を導入して、より多くの方にロボット支援下手術を受けていただくことが可能になりました。
今後は実施件数を増やしていきたいと考えています。対象疾患でお悩みの方は、かかりつけ医を通してご相談ください。
問合せ先:地方独立行政法人市立東大阪医療センター事務局地域医療連携室
【電話】06-6781-5101【FAX】06-6781-2194
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