最近ニュースなどで報じられているように、住宅への侵入犯罪や特殊詐欺の被害に遭う事件が後を絶ちません。また、SNSなどを通じた「闇バイト」をきっかけにこれらの犯罪へ加担してしまうケースが増えています。
今回の市政だよりでは、私たちの身近に起きている犯罪の手口と対策を紹介します。住宅への侵入犯罪や特殊詐欺の被害に遭わないため、またこれらの犯罪に加担しないために、それぞれの犯罪の手口を理解するとともに、自分ごととして捉え防犯意識を高めましょう。
■住宅侵入犯罪
住宅侵入犯罪には、住宅窃盗や住宅強盗などがあります。窃盗と強盗はどちらも住宅に忍び込み、金品を奪うところは同じですが、そのときに住人に危害を加えたり脅迫をしたりするのが強盗です。最近では、強盗事件が増加しており、その手口は凶悪化しています。
いつ・どんなときでも住宅への侵入を許すことがないよう、手口を理解するとともに、効果的な防犯対策を知ることで、自分や家族の命と財産を守りましょう。
▼知っておこう!住宅侵入犯罪の手口
※令和5年12月末時点。
▽戸建住宅
・ガラス破り 41.2パーセント
・無施錠 30.7パーセント
・鍵開け 5.8パーセント
・ドア錠破り 1.9パーセント
・格子破り 1.9パーセント
・その他 5.4パーセント
・不明 13.1パーセント
▽共同住宅(3階以下)
・ガラス破り 28.3パーセント
・無施錠 37.8パーセント
・鍵開け 12.6パーセント
・ドア錠破り 1.6パーセント
・その他 3.9パーセント
・不明 15.8パーセント
いずれの住宅でも、「無施錠」と、ベランダなどの窓ガラスを割って侵入する「ガラス破り」による被害が多くなっています。
深夜の時間帯に複数人でドアを叩くなどの異様な来訪や、窓ガラスが割れる音を聞いたなどの異常を確認した場合は、携帯電話を持ってトイレなど鍵のかかる部屋に入り、すぐに110番通報をしましょう。
▼住まいの防犯チェック!
住宅への侵入犯罪の被害に遭わないために、防犯対策の一例を紹介します。
・木を植栽する場合は、玄関、窓、勝手口の死角にならないようにする
・窓ガラスは防犯性能に優れた窓ガラスや補助錠を取り付ける
・見通しが悪い場所には、センサーライトや防犯カメラなどを設置する
・物置は、道路からの見通しが確保された場所に設置する
・明るい門灯を選び、夜間帯は必ず点灯する
・塀や柵は侵入の足場にならないものにする
・門柱などは、録画機能付カメラインターホンにする
・玄関の鍵は防犯性能に優れた鍵や補助錠を取り付ける
▼安全安心な暮らしの実現のために
市では、市民の安全安心な暮らしを実現するため、さまざまな治安対策事業を行っています。
▽防犯カメラの設置
平成25年度から市と市内3警察署が連携して、犯罪抑止効果が期待できる場所を選定し、防犯カメラを設置しています。
令和4年度には180度撮影が可能な機種に一斉更新し、より防犯性を強化しました。
令和6年度は新たに20台増設し、現在775台の防犯カメラを設置しています。
問合せ先:土木環境課
【電話】06-4309-3218【FAX】06-4309-3836
▽青色防犯パトロール活動支援事業
青色防犯パトロール活動とは、大阪府警察本部から証明を受けたボランティア団体が、犯罪や事故が発生しやすい時間帯に青色防犯パトロール車両を使用してパトロールする自主防犯活動のことです。
市では、青色防犯パトロール活動をする団体へ、活動費やパトロール専用車の購入費にかかる補助金を交付しています。
問合せ先:地域活動支援室
【電話】06-4309-3161【FAX】06-4309-3812
▼地域の犯罪発生情報をいち早くキャッチ!「安まちアプリ」の登録を
「安まちアプリ」は、大阪府警察から府内の犯罪発生情報や防犯対策情報などをお届けする防犯アプリです。地域の犯罪などの発生情報をタイムリーに受け取ったり、地図上で確認したりすることができます。
詳しくは、大阪府警察ウェブサイトをご覧ください。
問合せ先:危機管理室
【電話】06-4309-3130【FAX】06-4309-3858
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