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【特集】飛び出せ!生き物探検隊

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皆さんは市内にどれぐらいの種類の生き物ものがいるか知っていますか?平成29〜30年に枚方市が行った調査では531種類の動物や昆虫が確認されました。では、実際にはどんな生き物たちがいるのでしょうか。いくつかの場所で調べてみました。

◇隊長
枚方高校生物飼育部顧問
三井裕明(みついひろあき)
好きな生き物はヒキガエル。

◇隊員
広報プロモーション課
松井佑樹(まついゆうき)
好きな生き物ものはシマウマ。

■枚方にはどんな生き物のがいるの?
松井隊員:隊長、すっかり夏になっていろんな生き物の鳴き声が聞こえるようになりましたね。
三井隊長:そうですね。夏はいろんな生き物の活動が活発になって、1年の中で最もたくさんの生き物に出会える季節なんですよ。
松井隊員:そうなんですね!そういえば、枚方にはどんな生き物がいるんでしょうか?
三井隊長:それじゃあ枚方の森と川でそれぞれ生き物を探してみましょう!

◆山田池公園
▽ハグロトンボ
水中の植物が多く生えるゆるやかな流れの川にすんでいます。小さな昆虫などを食べます。

▽カワウ
80~85cmほどの大きさの鳥で、水の中に潜ぐり魚を捕まえて食べます。

▽オオカマキリの幼虫
林の中や草原にすんでいて、昆虫などを食べます。

▽カナブン
クヌギやコナラなどの木の樹液に集まります。昼も夜も活動しています。

隊長、こんなところにセミの抜け殻が!

三井隊長:カナブンの幼虫は土の中で腐った葉っぱなどを食べ、植物が育ちやすい土にしてくれるんです。
松井隊員:ということは、山田池公園はいろんな植物が育ちやすい環境なんですね!
三井隊長:そうなんです。次は川で生き物を探しましょう!

●昆虫などを探すときの服装
・熱中症にならないように帽子をかぶりましょう。
・虫に刺されないように長袖・長ズボンなど肌が出ない服を着ましょう。
・動きやすい運動靴やスニーカーを履きましょう。

◆天野川
▽カワトンボの仲間のヤゴ
カワトンボの仲間が成長する前の姿。小さな昆虫などを食べます。

▽ミナミメダカ
水中の微生物や植物などを食べます。小川や水路がコンクリートになることですみかが減り、数が少なくなっています。

▽ドンコ
ハゼの仲間で、小魚や水中にすむ昆虫、エビなどを食べます。

▽カマツカ
川の砂底などにすみ、水中にすむ昆虫などを食べます。

▽スジエビ
ハサミを持っていて、水中の植物や小さい魚などを食べます。

こういう植物のかげに生き物が集まっていることが多いんですよ!

三井隊長:枚方市の川は植物などが多く残っているので、いろんな生き物たちがすみやすい環境なんです。
松井隊員:ぼくたちの住む町にもこんなにたくさんの生き物がいるんですね!
三井隊長:いろんな生き物たちがお互いに影響し合って生きているということにも意味があるんですよ!

●子どもの川での服装
子どもだけでは川に入らないようにし、浅い川でも万が一に備えてライフジャケットを着ましょう。また、靴は流されないようにサンダルではなくウォーターシューズがおすすめです。

■人間も生き物たちの影響を受けている?
これまで見てきたように、食べ物もすみかも違う生き物たちが互いにつながり合って生きていることを「生物多様性」といいます。この「生物多様性」のおかげで、動物や植物が育ち、私たちの生活に欠かせない衣服や食料などができています。私たち人間も生き物たちの影響を受けて生きているのです。

■飼っている生き物はむやみに放さないで
ところが、現在この生物多様性が危険な状況になっています。原因の一つが「外来生物」です。その地域にすんでいなかったのに、人の手によってその地域に入ってきた生き物のことで、元々すんでいた生き物たちを食べたりすみかを奪ったりすることもあります。飼っている生き物は野外に放さないようにしましょう。

◇市内で見つかった外来生物
・アカミミガメ
・アメリカザリガニ

■私たちにできること
家の近くの公園など身近な場所でどんな生き物がすんでいるか観察してみましょう。
・生活の中で出会う生き物をむやみに捕まえたり傷つけたりしないようにしましょう。
・生物多様性について調べ、家族や友達と話し合ってみましょう。

■夏休みの自由研究に
●昆虫標本や資料がずらり! 環境情報コーナー
枚方で見られる昆虫の標本や、市民による団体「枚方いきもの調査会」が市内の生き物について調べた資料などが展示されています。
所在地:村野西町5-1(サプリ村野2階)
開室時間:平日午前10時~午後4時(夏休み期間は平日と土・日曜、祝日の午前10時~午後5時30分)

●生き物に出会える 枚方市のイベント
◇夏休み親子教室「天の川を遊ぼう」
生き物探しやヨシ舟レース(本紙26ページ参照)。

◇自然観察会
講師と一緒に山田池公園や天野川で生き物を観察(本紙27ページ参照)。

◇穂谷川で生きもの調べ隊
生き物探しと三井隊長による解説(本紙34ページ参照)。

●枚方ふるさといきもの調査
市内の自然環境の状況を把握するため、約5年ごとに市内の動物や植物の分布などを調査しています。最新の調査結果は来年4月以降に枚方市ホームページなどで公表予定です。

問合せ:環境政策課
【電話】050・7102・6006【FAX】849・1206

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