■起坐呼吸(きざこきゅう)
起坐呼吸は息苦しくて横になれず、体を起こすと呼吸が楽になる状態で、一般的に心臓のポンプ機能低下(左心不全)により生じます。横になると下肢から心臓へ戻る血液が増加しますが、心臓のポンプ機能が低下していると処理しきれなかった血液が肺へたまり、呼吸困難になります。一方、体を起こすと下肢から心臓へ戻る血液が減少し、肺うっ血が改善して呼吸困難も軽減します。また、気管支喘息や肺炎でも寝た状態で痰が出しにくく、起坐呼吸が生じることがあります。症状があれば早めに医師へ相談を。
(枚方市医師会)
問合せ:健康福祉政策課
【電話】841・1319【FAX】841・2470
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