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市民登場 No.766

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笑顔輝くママプロダブルダッチプレイヤー

AI(あい)さん(31歳・左)
Uryna(ゆりな)さん(31歳・右)
※写真は本紙をご参照ください。

ダブルダッチプロチーム「NEWTRAD(ニュートラッド)」のメンバー。共に2年前に出産、産休を経て競技復帰を果たし、令和6年7月に神奈川県川崎市で開催された世界大会で3位入賞。

■親が笑顔で輝く姿を見せることも愛の届け方の一つと信じています
音楽に合わせ操られた2本のロープの隙間を縫うようにアクロバットが決まったかと思えば、別のメンバーがロープを跳びながらダンスを披露する。回し手も目まぐるしく交代し、チームの7人がそれぞれ得意な技を決めていく。令和6年3月のダブルダッチの国内大会で107チームの中を勝ち進み、7月に行われた世界大会では3位に入賞した。「出産当時は2年後に世界に挑戦しているとは想像もしていなかったですね」
大学生の時にダブルダッチの世界に2人揃って飛び込み、卒業後はプロとして4人のチームで活動。イベント出演やスクール講師など精力的に取り組んだ。2年前の同時期に母となった2人は「産後の心身への影響は想像以上でした」と振り返る。体を大切にしたい気持ちなど、復帰へはそれぞれ葛藤も抱えたが「産休時にサポートで入ったメンバーがいつか同じステージに立ちたいと言ってくれたことが忘れられなくて」。少しずつ活動に参加するうちに「ママプレイヤーとして挑戦したい」「母親ではないもう一人の自分を表現できる場所にいたい」ときっかけは違ったがチームに戻ると同じ思いを抱いた。
サポートメンバーも正式加入し、7人で前例のない挑戦をしようと産後1年で目指した世界大会出場は「応援し支えてくれる人たちがいたからこそ」と口を揃える。お互いの存在も大きく「1人だとつらいことも2人だと笑い合える」と個人練習から子どもの食事の準備まで公私共に支え合ってきた。
「子どもと離れる時間は不安もあるけれど、親が笑顔で輝く姿を見せることも愛の届け方の一つと信じています」と親自身が楽しむことや協力を求める大切さを共有するため、1年前から各地で親子向けエクササイズ「だっこダッチ」を主催。「いつか枚方でも開催したいですね」とはにかむ。チームのスローガン「輝くってええやん」を、母としても全力で体現し続ける。

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